ウーバーのCEO休職か、腹心幹部も辞任へ
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注目のコメント
下記Recodeのスッパ抜きのWSJによる後追い記事です。
https://www.recode.net/2017/6/10/15777180/uber-directors-meet-tomorrow-ugly-holder-report-management-changes
上記及び追加別記事によると、
取締役会が近々、数名の幹部の解雇および、トラビスCEO本人については3ヶ月の休職を勧告すると。ただし休職は英語でLeave of absenceといい、一般には育休や長期の有給など制度に基づく長期休暇の事、したがって復職が前提です。
3ヶ月間休んで、前月事故死した母親を弔い、重症の父親を看病するとともに、度重なる不祥事の根本原因である彼のコンプライアンス意識やマネジメント手法について改めるためのトレーニングを受ける事を勧める、との事。
という事で、皆さんがコメントされているほどはセンセーショナルな内容ではないように見えます。
とは言え異例の自体には違いなく、これが同社の危機となるのか、逆に雨降って地固まる良い契機となるのか、数兆円のスッ高値の時価総額を付けた株主達の代表たるボードが決めた行為なのですから後者を狙っての事ではありますが。
取締役会は7名で構成、うちトラビス本人と共同創業者ら社内が3名、アリアナハフィントンや著名キャピタリストのビルガーリーら社外が4名との事。よっておそらく可決されるでしょう。驚きではあるし岐路ではありますが、もしもここで良い経営者を連れてくることができれば、企業風土を刷新してUBERを安定成長する大人の会社に変える絶好の機会になるかもしれませんよ。あるいはどこかに買ってもらってもいい(手を出せる会社があるのかはさておき)。
もはや攻め一辺倒の起業家がやりきるには会社の規模も社会に及ぼす影響も大きくなりすぎました。草創と守成は異なるものです。消費者にとっては良いサービスが安定供給されるかこそが問題であって、誰が経営者かなんてどうでもいい話です。
Googleにとってのエリックシュミットみたいな人が見つかればいいですね。どれだけビジネスモデルが優れていても、コンプライアンス(法令遵守)、チームビルディング(組織人事)から崩れることがある。
特にトップ周りのことは小さな綻びでも大きく崩れていく可能性がある。うまく行っている時ほど、まだ起こっていないリスクへの着目が必要。