【松尾豊】年俸3000万円。AIがもたらす「新たな下克上」
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注目のコメント
勘違いしてはならないのが、この記事でいう若者というのは、東大の工学部の学生と同程度の基礎学力(特に数学)を有しているのが前提で、それでも十分ではないということ。数学の実力と実用的なコーディングのスキルはまた別だからだ。さらに、人格者である必要もあるとおっしゃっている。仮に20代を若者と定義したときに、ゆるく見積もっても若者の99.5%以上はあてはまりません。需要が世界的に急拡大する中で、そういう希少価値のある人材が待遇面でその他大勢と一律にされているのはかなり問題だと思います。
『下手に若い頃にお金もらってしまうと後々不幸になる』
この言葉は医学部の教授からも伝統的大企業の幹部からも、本当に色々なところで聞きました。
半分分かるような気もする一方、その「フィクション」を信じてもらった方が若者を雇用しやすいという年長者になって身につける「呪文」な気もします(笑)。
確かに少し年収を下げることができずスタートアップに挑戦することができなくなるなどの例もありますが、スポーツ選手や外資金融やシリコンバレーでのディープラーニングの専門家などの若い頃に『稼ぎきる』モデル。このリアリティを分かっている年長者がどれほどいるかは疑問です。
これは卵が先かニワトリが先かという部分ですが、『稼ぎきる』スポーツ選手の多い米国では、引退後の選手のライフ支援会社が多いですし、日本でも『稼ぎきる』文化が浸透してくれば、その方々のその後の人生についての知見が増えてくる気がします。
だから、若い頃に稼いでも不幸にならないと思います(笑)。本当にこの問題は深刻だと思う。
「明らかにITのピーク年齢は20代、長く見ても30代なのに、なぜ日本では、60代、下手したら70代のリーダーが意思決定をしているのかという話です。」