「CM炎上取り下げ」多発のワケと過剰反応の罠
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これは近年、広告業界でもクライアントでも、極めて大きな問題になっていることで、僕自身も常に考えているテーマなので、少し書いてみようと思ったら、半分もいってないのに1200文字超えてる・・・。ここで書くことじゃないから機会あればどこかで公開しますね。
注目のコメント
万人に受け入れられるCMなんてない。反響や反論のないCMなんて存在しないのと同義。だからこそエッジを効かせたものを作らないと消費者にはリーチしない。ただ、そう言う意味でTVの弱みはターゲットを絞れないことであり、SNSで世論を動かすことが可能になって一層やりづらくなっちゃった。
自分の価値観とそぐわない物に意見することは自然なことだけど、排除しちゃうと無機質なモノだけが残るつまんないTVが出来上がる…クライアントが過剰に反応するのは商品が売れなくなるとかではなく、放映を継続して社内でややこしいことになるのを避けたいからです。
その際の多くのクライアントで交わされる会話は以下の通りではないかと想像されます。
我々はこのようなクレームが来ることもある程度想定していた。(我々はバカではない)
CMというのは一定の引っ掛かりがないと覚えてももらえない。(そこまで考えていた)
一応代理店にも確認したが、彼らも大丈夫と言っていた(代理店も悪い)
だだし、今回は予想以上にネガティヴな反応があったので早めに手を打って放映を中止したい。(奴らはクレーマーですから仕方ありません)
...これなら多少怒られますが深手は負いません。
このような無意味なことを回避するためには、役員や部長が腹をくくればいいのです。
CMを中止することもなく、多少話題になれば媒体費の節約にもなると常日頃言っていればいいのです。
だいたい「金属の歌口がぶつかって唇をケガし、演奏できなくなるおそれがある」という程度のことに物言う株主とかが食いついて来るはずがありません。
※本当に反社会的、差別的なCMについては上記はあてはまりません。念のため。