孫正義は、テクノロジー界のバフェットになれるのか?
コメント
注目のコメント
今回、一部、取材もうけた。
安東さんの指摘は御尤もだが、他方、バフェットも、これまでの常識では、そういう面が多い。また、大なり小なり、コングロマリットとファンドは、境界が曖昧になっている。商社もそうだし、金融のHDもそうだ。
そういう中で利益相反、独禁法も発想も時代と共に変わってきている。
その中で、示唆に富む特集だろう。
いわば、ソフトバンクが目指しているのは、財閥だ。ソフトバンクがいよいよ、10兆円という資金を集めて設立する「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の運営を始めようとしています。サウジアラビアの石油マネーを使って、全世界のベンチャー投資の2年半分以上にあたる資金を投下するこの動きは、世界から注目されています。
そこで孫正義が、20年前から自身と比較対象として口にしてきた、米国の伝説の投資家であるウォーレン・バフェットを、敢えて比較しながら、両者の戦略や投資アプローチについてレポートをします。
まるで「バットマン VS スパイダーマン」のように、稀代の投資家2人の人生やビジネスストーリーを楽しみながら、(おそらく)初めて両者を徹底比較する特集を楽しんでいただけたらと嬉しいです。バークシャーハサウェイはファンドではありません。同社から出資して連結決算をして配当収入を得るシンプルな連結企業体です。
対してソフトバンクは自らが上場企業である事業会社でありながら同時に今回のファンドを組成して、自らがファンドマネジャーとして運用します。
バークシャーはオールラウンドでコーラからIBMまでなんでも投資しますが、ソフトバンクはテーマファンドです。次世代ITというかなり狭いテーマ設定をしています。
バークシャーはバリュー投資(安定的な収益を産む会社を割安に買う)の代表ですが、ソフトバンクはグロース投資(将来の成長を見込んで小さいうちに買う)です。真逆です。
以上、似ても似つかない、が実態だと思います。
強いて言えば、いったん買ったら売らない、という方針だけでは似ていましたが今までは本体から投資していたから出来た事、ファンドにしたので絶対売らなければいけません。
共通点はゼロに近いと思います。