東芝の半導体事業売却手続きは「合弁契約に違反」、WDが抗議書簡
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このような企業支配権の変更に伴う契約関係の見直し、及び拒否に関する権限条項を「CoC(Change of Control)」条項と言います。
大抵のM&Aでは多かれ少なかれ、何がしかのCoC条項問題が出てくるものですが、会社分割の上、株式の過半数の譲渡という今回のスキームでは、法律上の権利義務を包括承継する会社分割の概念からして、CoCが問題になるのは当然のことです。
まさか東芝ほどの大企業が、そんな初歩的な論点を見逃していたとも思えませんので、今回のWDの通告は、今後の違約金等の交渉の為のものだと思います。
詳しい契約内容がわかりませんので、確かなことは言えませんが、CoCに伴う違約金の金額如何によっては、今後半導体事業の売却に当たって大きな障害になってくるかもしれません。これを渡りに船に半導体の分社化・売却を見送ればいいのではないでしょうか。経産省は今こそ汗をかくべきだと考えます。東芝とシャープの違いは、東芝が原発をはじめ国家のインフラを担っているということです。企業リスクを国家リスクにしないために八方塞がりを打開する知恵を出してほしい。銀行も目先の財務諸表を越えて公益を見据えるべきだと考えます。
WDは、基本は、メモリ外出しに賛成で、ポジティブ、これまで、WDは何とか、頑張って、まとめようとしていたように思うが、切れたのだろうか。
何度も言っているように、WDをはずす選択肢はない。逆に、WDにとっても死活問題、譲れないだろう、政治力もある。
仮にメモリー社を2兆円として、製造の付加価値が50%として、1兆円。その半分はWD側にある。この5000億円分を余計に積み、かつ多値その他の技術もあるから、WD以外の会社と、WDでは、金額は同じでなない。
例えば、ブロードコムが3兆円なら、WDは2兆円だろう。
マイクロンやハイニックが2兆円なら、WDは1.5兆円。
ゆえに、私の2社にわけるか、全部を売却ではない、という提案でいくしかない。