スペインが自動車大国である理由とは？

2017/4/18

製造業の盛衰は立地で決まる

──では、本題に入って、経済と地理の関係についてです。『経済は地理から学べ！』を読むと、各国の貿易品目の話など、意外に知っているようで知らない話が多くありました。予備校で生徒さんに、どう経済と絡めて説明するのですか？

宮路　各国の貿易品目については、確かに社会人の方でも知らないかもしれませんね。

貿易統計は入試ではよく出てきます。といっても、各国の貿易品目をそのまま暗記しても忘れてしまいますので、知識として頭に残してあげるために、予備校では「ああ、なるほどな」と思ってもらうように説明しています。

──どう説明するのですか？

コメント

注目のコメント

• 堀部 太一

  株式会社TPL 代表取締役

  ・2017年04月18日

  学生の頃、歴史や地理が苦手だったのですが、「基本的に土地の奪い合いの流れだよ」と教えて貰い、凄くしっくりきたのを思い出しました。今改めて学ぶと面白いですね。
• 土屋 武司

  東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授

  ・2017年04月18日

  思うに地理が退屈に感じるのは動き，すなわちダイナミクスが感じられないから．逆に言うと，だから単純，暗記が楽，そこそこの点が取れるので，私もセンター試験の社会選択は「地理」でした．
  宮路さんの「経済は地理から学べ!」
  http://amzn.to/2pGoDTw
  は経済，歴史も絡めてダイナミックな地理を教えてくれます．
  スペインの「地の利」の説明もありましたね．
• 八田 浩

  株式会社ロケットスター 取締役　共同創業者

  ・2017年04月18日

  地図帳や資料集見てるとワクワクします。
  「太平洋ベルト」とか名前だけでワクワクします(しないか。。)
  国ごと、地域ごとの生産高見てもワクワクします。究極は人口密度です。国ごとの人口密度の羅列なんてよく考えればエクセルに文字と名前が書いてあるだけ。でもワクワクしてしまう。想像すると楽しいからです。