"中華スマホ"は「安かろう悪かろう」じゃない
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注目のコメント
なるほどなぁ。
個人的には、日本の自動車メーカーが安い自動車のポジションから徐々に世界シェアを奪っていったのと、中華スマホのシェア増加は同じような構造に見えますが、どうなんでしょうね。
初期のモデルは歴史あるメーカーからすると、安かろう悪かろうに見えるけど、結局それによってシェアを増やすことができれば、販売台数を確保したことによる規模の論理でコストダウンに成功することができ、他社に対する利益率の差が研究投資に回すことができるわけで。
最終的にトヨタがレクサスを手がけたように中華スマホから高機能機種がドンドン出て来てるのは必然のようにも感じます。
こうなってしまうと高価格帯一本槍の企業はどうしても苦しくなる印象もあるんですが、押しも押されぬ業界トップのアップルが、シェアを維持したまま成長できるのか。高級車専門メーカーのようになるのか、企業買収でポートフォリオを組むのかが気になるところです。記事の趣旨は啓発の意味も込めてという意味がありそう。参考になるまとまった記事。
中華スマホが安かろう悪かろうという考えは、少なくとも三年は遅れていると思った方がよいです。私が本格的に使い始めた中華スマホのOPPOは三年前のモデルでもかなり完成度が高かったです。その時点で東南アジアに広がり始めていました。
なので、今、そうか、と感じることには、むしろ危機感をもった方がよいかと思います。
世界の市場シェアをみても、アップルとサムスン以外は、殆ど中国メーカー。OPPO、huawei、vivo、lenovo。台湾のasus。日本の市場が異様に中華スマホが少ないと考えた方がよいです。
追記:他の方のご指摘にもありますが、今や中国抜きにスマホが作れません。なので中華スマホ云々という疑念を持つのであれば、スマホを持つことすら出来なくなるのではないかと思います。一度、深圳に行けばこの意味は体感できますし、今月は広州・香港で大きなモバイルやエレクトロニクスの展示会があります。これを目の当たりにすれば、中華うんぬんと言っている場合ではないことが体感できます。是非、一度見に行くことをお勧めします。さらに、その足で深圳のホアチャンの電脳街へ。香港の展示会+深圳だけなら、東京から2泊3日で十分に行けます。
ちなみに、最近買い換えた機種はHuawei Mate9の海外版です(日本版との違いは僅か)。OPPO R9sとかなり悩みましたが、私の求めるカメラ機能がMate9に軍配が上がりました。とても満足しています。中華スマホは、コメントに言及したメーカー以外にもXiaomiや魅族などのシェアもある程度あるので、世界マーケットでは更に存在感が大きいです。Huaweiとそれ以外では大きく異なる。Huaweiは自社でモジュール開発や特許なども取っている。フォースタッチセンシングもデュアルカメラもiPhoneよりも早く取り入れているし、Apple特許はもちろん回避した上で半年から1年も先に発売している。
その他のメーカーでもOPPOのように自社製造まで取り組んでいるところや自社では製品設計をせずにデザインハウスに任せて製品設計を委託しているところもある。
既にチップメーカーであるクアルコムやメディアテックがスマホが作れる設計図とも言えるリファレンスデザインを市場に供給しており、この影響で2013-2014年にかけて一気に中国のオリジナルブランドのスマホが普及し、昔でいう山塞機は市場から姿を消した。本当のプレイヤーは彼らだとも言える。
この影響でスマホメーカー自身には極端な話、ブランドと外観デザインしか残らず、影響力やシェアを維持し続けるのもまた難しくなっている。毎年、トップ5が激しく入れ替わる消耗戦になりつつある。この中でもHuaweiだけが唯一、中国国内でも海外でもきちんと自社で設計したスマホを売り切っている。これはすごいことだと思う。
以下参考記事
http://jp.wsj.com/articles/SB11970227293124023368304581222171522778388
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20140421/347702/
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jasmin/2015f/0/2015f_375/_pdf
http://www.jspmi.or.jp/material/file/eri/pdf/kikaikeizaikennkyuu/kikaikeizaikennkyuu_46_2.pdf