【競合解説】スタートアップ化する「巨大企業」GE、シーメンス
コメント
注目のコメント
IoTには標準化した、パッケージソフトウェア
を作る能力が必要である。
仕様をまとめ、顧客毎に作るソフトウェアとは
全く違うものである。
IT 人材と言っても全く違う。
シーメンスでは、過去15年に渡りパッケージ
ソフトウェア会社を1兆円以上かけて買収し
何よりも大切なのは、それをインテグレート
してきた。
シーメンスの社内にいると、その文化の衝突
の衝撃は、尋常ではない。
まるで血の入れ替えである。しかしこれが
全く違う文化を作り出している。
シーメンスには、IoT とは呼ばずデジタル化
と呼んでいてIoT はその一部である。
また、IoT 担当部門や責任者がいない、
全社で推進しており、かつ役員全員が
この重要性を認識説明できる。
ある役員いわく、担当役員を置くと
その部門に頼ってしまう、我々全員が、
真剣に取り組む為には、他人事にしては
ならない。
この結果はここ数年で出ると思う。今回は、日立がベンチマークする企業たちの比較を描きました。日本のインフラ産業の中では、素早い改革を見せる日立も、利益率ではライバルに遠く及ばない。一日の長があると自負するIoTも、少し誤れば、一気に突き放される可能性もあります。
やっぱりGEは、改革の説明やビジョンの言語化がすごくうまいと感じます。
※安東さま、針生さま、ズレを修正致しました。ご指摘ありがとうございます。最後の「ITを持っていると言っても、日立は下請け色の強いハードに付随したシステム」という指摘がまさにそのとおりと思う。あくまでハードが主であり、おまけ的に付随する「組み込みソフト」くらいの位置付けだったり、ソフト技術者を無知識のうちに「下に見る」ような感覚から根本的に変えないといけないため、変革には相当のショックや推進力が必要。
そうすると「以前からIT部隊を持っていたこと」は強みでなく、かえって足枷になりかねないと感じます。これまでの見方から変革できなかったり、大胆に外の血を入れることをためらうようになったり。その意味で、無かったからこそ買収も使いながらガンガン外の血を入れてきているGEやシーメンスの方が、むしろ良いポジションにいるような気がしてしまいます