Google、ケーブルテレビを半額で置き換える「YouTube TV」発表
コメント
注目のコメント
これで勝負あった、米国のテレビ放送業界はネットによって完全にディスラプトされました。米国のケーブルとは日本の地上波と同じ位置付けです。それが今までネットフリックスやAmazonらに侵食され、先日はFacebookが参入発表したが、今回グーグルは次元が異なり、主要キー局をもその中に取り込んでストリーミング放送を、しかも価格破壊して始めます。
別記事で35ドルを高いというコメントがちらほらあったけど、米国のケーブルテレビの料金の高さをあまり知らないということですかね。これは価格破壊。4大ネットワークがそろって、ESPNも見られるし。しかもクラウド録画にも対応。価格破壊と言いつつ、類似サービスにAT&TのDirecTV NowやSonyのPlayStation VueやDishのSlingTVなどがありますが。これから米Huluも同じサービスを展開します。そうそう、これはNetflixやAmazon Prime Videoとは全然異なる配信サービスとして捉えた方がいいですね。ただ、そのうち統合されてくると思いますが。ただこれは日本では展開されることはないでしょう。
細かいディールは知りませんが、この事業はYouTubeにとってそんなに儲かるビジネスでもないと思うので(相応のライセンスフィーをチャンネル側に払うわけなので)、やはり何らか動画広告(或いはテレビ広告)ビジネスと紐付けられるように企んでいるのではないかなと思います。
<追記>
とは言え、自宅でネットサービスを利用するにも通信会社と契約しないといけないわけなので、案外AT&Tが展開するDirecTV Nowを筆頭に、通信会社が展開するOTTサービスの方が人気が出る気もしますね。ネットワーク中立性の規制も撤廃されるようですしね。「既存のケーブルテレビの半額、いつでもキャンセル可能」
ものすごい売り出し方。コードカットへの消費者のニーズがよほど高いんですね。ネットの巨人たちからここまで攻め込まれるとさすがにケーブル業界にはペンペン草も生えなそう。