クラフト・ハインツ、ユニリーバに買収提案
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注目のコメント
日本で例えたらサントリー(売上高2.6兆円)が花王(1.5兆円)を買収すると言ってるようなものですが、クラフト・ハインツの売上高は3.4兆円、ユニリーバは7.5兆円なので、スケール感はさらに一回り大きいです。
実現した場合の16兆円という買収価額はDow ChemicalによるDuPontの買収(どちらも米国企業)を抜いて過去最大級となりますし、米国企業による欧州企業の買収(あまり大きな事例はない)としては異例のスケール。
大きな潮目として、米国や中国企業が英国を中心とした欧州企業を買いに行く流れ(欧州は拒絶スタンス)が加速するように思えます。ネスレも数年前にペプシコから買収提案を受けたが、当時の会長ピーター・ブラベックが拒否した。理由は、ネスレの長期ビジョンである”栄養、健康、ウェルネス企業”とペプシコの商品ポートフォリオが合わない理由からだった。一緒になれば当時でも時価総額45兆円を超える企業の誕生だったと記憶する。この案件の成否に関わらず、世界企業の再編は業界の垣根を超えてこれからも加速するだろう。
ユニリーバは一応けんもほろろですね。「フィナンシャルにもストラテジックにもメリットなし」。再編がユニリーバまでくると、アフリカにも関わってくる。
http://www.independent.co.uk/news/business/news/kraft-heinz-has-approached-consumer-goods-giant-unilever-about-a-possible-merger-a7585336.html