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内部環境分析: バーニーの資源ベース理論から考える - DHBR

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注目のコメント

  • 慶應義塾大学 准教授 (SFC/総合政策)

    ポーターに引き続き、今回はバーニーやハメルで有名な資源ベース理論(リソースベースドビュー)についてです。

     ポーターの解説もそうだったのですが、一般に広く知られる経営学の概念がどのように作り出されていったのか、その背景に迫っています。

     経営学というと、学問に見えない、という批判を受けますが、それに真っ向から反論するべく、社会科学としての経営学の側面から紐解いています。ぜひ、また週末の読書にでも!

     コメント・ご質問、反応させていただきます。(^^
    中藤さんとYamamotoさんのコメントが含蓄溢れていて、、、あとで反応します。金子さん、ありがとうございます!


  • コンサルタント (IT、事業改革)

    毎回楽しみにしている骨太の連載。

    資源リソース理論(RBV: Resource Based View)は、根底にある思想や問題意識には共感できつつも、「再現可能なモデル」としてはやや具体性に欠け、理解が概念レベルにとどまっていたテーマ。その「具体性」につき今なお議論が継続されているとのことで、改めてRBVにおける「模倣困難性」を実感した。(「再現可能なモデル」として展開できれば、ある意味それはVRIOを満たさない)

    とはいえ、前回コメントの通りポジショニング論は「静的な外部環境分析」に依存している面が強く、内部資源に着目したRBVは実務観点ではより「しっくりくる」考え方。特にRBVにおけるケースが日本企業に集中しているあたり、より親近感を感じられるものなのかもしれない。

    日本企業が内部資源に強みを持てたのは、終身雇用を前提とした企業と社員との有機的な相互依存関係が機能し、長期的な人材育成(定期的な配置転換による知見や社内人脈の拡充、行動様式の統一等)が可能となっていたことが大きいように思う。即時調達しやすいハード系資源とは異なり、人材や組織ノウハウ等のソフト系資源は確立に時間がかかるため、短期的施策で成果が出るものではない。逆に言えば、模倣しづらい。

    ただしこれも企業が独自に獲得したものとまでは言えず、実は国家主導で日本社会全体が企業の長期的な成長を後押ししていたという、ある種の「外部環境」に支えられたものだったとの見方もできる。そうなると、内部資源の「模倣困難性」は、内外含めたより複雑な要因による複合的産物であり、経営理論に求められる汎化レベルに到達させるのはより一層難しくも感じる。

    経営資源を人・モノ・カネ・情報とすると、RBVやその発展系が主眼を置くのは人・情報(業務プロセス等含む)だろう。IT化によって「情報」領域の模倣が容易になってきている現代、改めて「人」にフォーカスすべきとも感じる一方、新たな「情報」資源であるビッグデータ、それを収集するIoT、それらを統合しアウトプットするAI等の進化も著しい。既知が増えるたび、それを上回るスピードで未知が広がる時代というのは、学ぶ側にとってもダイナミックで刺激的と感じる。

    今回もありがとうございました。

    参考: 前回(第五回)
    https://newspicks.com/news/2041999


  • 化粧品会社 -

    (後日、必ず読んでコメント入れます)
    -----
    (ここから追記)
    今回は資源論から各種戦略論への分化・発展・誕生が描かれており、見所が沢山あります。主題から外れるかもしれませんが、以下に個人的に興味深いところを3つほど挙げてみます。

    ・M.ポーターはRBVに対して「ドライバー」という概念を持ち出しています。本文中に出てくるE.ペンローズは、ストックとしての経営資源とそこから生まれるフロー(サービス)としての経営資源を区別し、両者の相互規定的関係を指摘しています。ここでドライバーをフローの1種とみなしたうえで、「ストックとフローの関係」を「資源とドライバーの関係」に相当すると捉えれば、RBV派とポーター派は、当初から「お互いが補完関係にある」という結論に行き着く宿命だったような気がします。

    ・ポーター派・RBV派に対して、K.アイゼンハートのシンプル・ルール戦略を対比させると、それぞれの戦略ロジックは「ポジションの確立 / 資源のレバレッジ / 機会の追求」、戦略的な問いは「どこにいるべきか / いかにあるべきか / いかに進むべきか」、業績目標は「利潤 / 長期的支配 / 成長」などと表現されるようです。これを見るとシンプル・ルール戦略が意外に面白く感じる一方、この戦略論の中身については、前回の課題であった「非線形の変化、変化の断絶」にもある程度の対応力を持つものと思われます。

    ・「SECIモデルに示される知識創造のスパイラルは、ダイナミック・ケイパビリティとも解釈しうる」・・・今回一番驚いたのは、この部分でした。知識創造、ダイナミック・ケイパビリティそれぞれの専門家もお互い意識してなさそうでしたので、自分にはこの発想はなかったです。勉強になりました。

    なお今回までの歴史の振り返りについては専門書以上に踏み込んだ内容が多く、とても刺激的でした。
    次回から実学の方にシフトしていくとのこと。経営戦略論については現実への適用が最大の課題と思われますので、今後の連載も引き続き楽しみにしています。


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