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外部環境分析: ポーターのファイブ・フォース分析から考える - DHBR

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注目のコメント

  • 慶應義塾大学 准教授 (SFC/総合政策)

    連載の最新回です。おそらくNewsPicksのユーザーなら、あぁ、知ってるよ、というマイケルポーターのファイブ・フォース分析を深掘りしています。

    ファイブフォース分析の解説なのに五つの力についてほとんど解説しないというかなり上級な趣向です。担当編集のm氏曰く、オンライン記事で2万字越え、しかも分割なしで一回で掲載は最長記録かも?とのことでしたが、逆に削らず、逆に内容を充実させて頂きました。

    これ以上しっかり説明しているのはほとんどないので、週末の読書にでも!このぐらいは理解しないと、ファイブ・フォース分析は使えないと思っています。

    コメント、ご質問等、お待ちしております!

    YAMAMOTO Soichi さん
    ありがとうございます!まさに、新しいアイディアが流入する大きな切り口を開いたところに彼の貢献がありますね。「その方向性において静的」というのは比較的そうかもしれないです。直線的に変化していれば、それは見当がしやすいので、そこまではモデル化しやすいかと。問題なのは、非線形の変化であり、変化の断絶で、それがフロンティアですね。

    中藤 弘太さん、
    ありがとうございます!余談の部分、その通りですね。むしろそれ以前の問題かもしれません。戦略的意思決定に慣れておらず、事業管理を論理的に進めることも不十分に思えます。戦略的意思決定や事業管理をした後の、失敗の取り扱い、リスク管理が特に甘いのが玉に瑕です。


  • コンサルタント (IT、事業改革)

    今回もまた非常に面白く濃密な内容。

    企業経営が動的な環境下での舵取りである以上、経営戦略のモデル/フレームワークも必然的に「それが求められた時代背景や、前提とする経営環境」を有する。この連載ではそうした言わば「各理論の根底にある視点/問題意識」が臨場感をもって描かれ、地に足のついた理解へと促してくれる。

    今回の主題となるマイケル・ポーターのFive Forcesは経営戦略を学ぶ際に必ず出てくる定番。とはいえ、個人的にはなかなかしっくりこない要素が多いと感じているモデルだった。本稿で改めてその意義や意味を学び直せたが、それ以上にその「限界」に関する言及が頷ける点が多く、ここに汎化モデルとしてのフレームワークの難しさを感じた。

    現実には、ポーターが示す「競争環境を左右する5つの要因」はそれぞれがダイナミックに変化しながら作用する面があると認識している。特に「新規参入の脅威」「代替品の脅威」については、昨今ではテクノロジーの進化とグローバル化によって短期間に/劇的に市場構造が変わる環境になっている。本稿にもある通り、よりマクロなトレンド分析を受けての、「思考を手助けするツール」として活用するのが実際的なのだろう。

    企業の強み=競争優位をポジショニングに求めるか、それとも組織が独自に有する内部資源に求めるかー。次回はいよいよジェイ・バーニーのResource Based Viewとのこと。「模倣困難な独自の優位性」として確かトヨタも事例として挙げられる理論。日本企業にとってはこちらの方が馴染みやすいのかもしれない。

    ※余談だが、一般的に日本企業は外部環境分析が苦手という印象がある。比較的外部環境に変化が少なかったという特殊事情が背景にあるのかもしれない。だが、昨今のように眼前の状況変化のスピードが上がれば上がるほど、大局的な観点で時代のトレンドを掴む必要性が高まる。前述の技術的要因然り、最近では政治的要因、環境的要因然り。その意味で、外部環境の把握を"主体的に"行うという観点で「思考フレームワークとしてのFive Forces」も再考されて良いように思う。

    今回も有意義な論考ありがとうございました。

    参考: 前回(第四回)
    https://newspicks.com/news/2041999


  • 化粧品会社 -

    また重厚感が増した予感・・・。
    (現在一番楽しみにしている連載記事ですので、内容についてコメントできるよう後でしっかり読み込みます)

    -----
    (ここから追記)
    やはり、重厚な内容でした・・・。

    今回は記事の前半にある、ポーター理論の前提となるSCPモデルの更にその奥にまで踏み込まれた、他では得難いような貴重で懇切丁寧な解説が、非常に勉強になりました(不完全競争の議論で登場する、ファイブ・フォース分析の源流たるロビンソン、3つの基本戦略の源流と認められるチェンバレンあたり)。
    ポーターの理論は、それまでの経営学の純粋な進化形というより、競争戦略という課題に対して外部から持ち込まれた産業組織論に由来する外生的発展形のような印象ですね。彼の理論が鮮烈で異彩を放つ理由の一端がはっきり分かるような気がします。

    なおSCPモデルに関していえば、このモデルをはじめとする産業組織論の知見が経営戦略検討の中核として捉えられるようになった背景に、「動的なモデルへの拡張」が挙げられています。個人的にはポーター理論自体を「静的な環境」にこそ対応力をもつ戦略論として認識していますので、これには思いっきり不意打ちをくらいました。
    なるほど、成長や衰退というだけで動的と捉えられる時代だったのでしょうか。現在では、成長方向に安定していたり衰退方向に安定していたりすれば、その環境は「その方向性において静的」と捉えていいように思えますが、こんな認識で大丈夫でしょうか・・・。

    また不確実性に関する記述では「現代という変化の激しい環境下で外部環境を基に戦略を検討するためには、それが不確実性に溢れているという事実を許容する方法論を駆使する必要がある」とありました。ファイブ・フォース分析の有用性を認めつつも、ポーターが提唱するような「しっかりシナリオ分析しましょう」という結論に至っていないあたりが気になります。
    今後の連載で代替の方法論に関する論考が登場しそうで期待が高まります。

    ちなみに今回の記事では、前半では研究者として、後半では実務家として、琴坂先生の本領が発揮されていたような気がします。
    読んでいて、とても楽しかったです。

    回数を重ねるごとに読み応えが増してきましたが、次回以降も引き続き楽しみにしています。


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