JR高島屋、バレンタイン催事の売上高22億円 過去最高
日本経済新聞
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名古屋エリアの百貨店No.1の「ジェイアール名古屋タカシマヤ」。催事の盛り上げ方に長けていて、バレンタイン関連売上の実績では日本一とも言われます。4月17日には新館「タカシマヤゲートタワーモール」が開業予定で、名古屋初出店の「メゾンドリーファー」等の151ショップが入居します。
既存の店舗と合わせた売場面積は10万平米となり、国内最大級の巨艦店になります。そこへ向けた仕掛けとしては、バレンタイン催事は大成功だったと言えそうです。
ファッション感度の高い専門ビルを隣接させて集客力を高めるやり方は、玉川や柏で成功させてきた高島屋のお家芸です。
ただ何度も申し上げてますが、日本の百貨店の構造問題は、①店が過剰、②勝ち組の店舗の多くが電鉄企業が保有する駅ビル。
名古屋の高島屋はその最たる例で、「ジェイアール名古屋タカシマヤ」は発行済株式の59%を保有するJR東海の連結子会社。高島屋は33%を出資しているに過ぎません。
かたや、名古屋駅前に集客力を奪われる一方の栄地区にある松坂屋や三越は、百貨店が自ら不動産を保有するレガシー店舗です。今年のバレンタインは市場規模は前年比3%増の1385億円(過去最高)を見込まれていました。要因の一つとして、義理ニーズのとれる平日が3年ぶりだったという事もありますが、各社の結果が楽しみです。
ちなみにあまりあてになりませんが、総務省家計調査と世帯数をもとに昨年のバレンタインデーのチョコレートのみの市場規模を計測すると、432億円程度になります。ということは、バレンタインデーはもはやチョコレート以外の市場規模のほうが大きいということになりますね。