今日のオリジナル番組


詳細を確認
予防医療は人生のリターンを高めるのか?
本日配信
1558Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
今週2月14日に、東芝の運命を左右する原発事業の損失額が公表されます。日々錯綜する報道の中で、いかに一連の東芝問題を読み解けばよいのか、特集では、徹底解説に挑みます。
日本企業が海外事業で失敗したと聞いて、真っ先に頭に浮かぶ本がある。

「失敗の本質」
日本軍が第二次大戦で如何に敗退したかの敗因分析の古い本だが、日本型組織運営を読み解く永遠のベストセラー。
大量兵力を投入して引くに引けなくなり、誰もが解っているのに「撤退」を言い出せなく、大敗した戦い。
兵力の一挙投入が勝利の方程式だったのに、甘い読みで逐次投入をしてしまい、負けた戦い。
伸びきった兵站の中で、日本の大本営が前線をコントロール出来ず、暴走を許してしまった戦い。
「現地が言っているのだから」と言う曖昧な信用と、複雑な人間関係で左右された「雰囲気」での意思決定。

本質的には、東芝問題は個別企業ではなく、日本企業が海外事業への投資、運営、ガバナンス等で如何に失敗を犯すかのケーススタディ。ミニ東芝はそこら中にいる。
その意味で、事実を書くだけでなく、「何故東芝は何故そうなってしまったのか?」「今後も存在する隠れた(隠した)リスクに対して、東芝はどう対処すべきか?」と言った本質論を期待しています。 森川さん、後藤さん頑張って下さい。
他社(他者)の失敗を冷静に分析して経験値として取り込むことは、とても重要なことです。

成功には様々な要因があるので原因は特定出来ないけど、失敗の原因は特定できる。
成功者の「あと付け」の成功談を聞くよりも、失敗の原因を知る方が何倍もためになる。

普遍的な原則です。
売上高5兆6000億円、従業員数19万人をそもそもマネジメント出来ていませんでした。技術も会計も買収した会社も。
東芝は表面化しましたけど、むしろ他の企業は大丈夫なのか?と心配になります。何が起きているのか、実は分かっていなかった、という話は他で起きても不思議ありません。
東芝の転落の過程を追うことは、これからの企業経営者が他山の石とすべき、(皮肉なことに)すぐれたケーススタディーです。100年培ってきた信用力も、僅か10年で崩れ去る。原発事業が悪い、不運だった、という結論ではなく、問題の先送り体質を正せなかったガバナンスの問題まで掘り下げて分析していきたいところ。
確かに東芝の問題は様々な要因がありそう。「伝統的大企業」の問題、「日本的総合電機メーカー」の問題。
コメントが袋叩きになりそうな予感で一杯だが、「ほら見たことか」的な批判は新興企業叩きと根っこの構造は同じ。強固な構造があるなかで、何をすべきだったかを建設的に議論されることを望みます
AP1000というのは、仮に全電源喪失が発生しても循環冷却で炉を停止できる画期的な安全性能が売り物です。その一番重要な部分にケチがついたというのには、不運というだけでなく、政治的なものを含めた様々な力学が働いているのではないかと思います。慎重に見ていきたいと思います。
友人も多くいるので、現在の状況にいささか悲しさは感じます。鳴り物入りで三菱重工と競い買収したウェスティングハウスにより原子力事業で大きな赤字を見込み、成長性があるメディカルを売り、虎の子の半導体も20%弱 切り出す これで本当にけりがつけばいいのですが。問題はここらら先の人材流出。 かつて、ガバナンスの鏡といわれ、委員会設置会社、経営監査などの機能をいち早くいれた東芝がどうしてこうなってしまったのか、本当に学ぶべき教訓がたくさんあると思います
ニュースをざっとみて疑問に思っているところです。
1.今回の損失発生の分類と金額。
①のれんの減損による損失
②貸借対照表に載っていないところから出てきた特別損失。
2.子会社の損失について、財務DD、法務DD、それらに関するレポーティング、経営層の判断。
①問題となっている子会社について、財務DD、法務DDをしたのか。
②財務DD、法務DDとして、問題となる契約についての報告はあったのか。
③その報告内容は適切なものだったのか。
④報告内容は社内でどう扱われ、経営層は判断したのか。
→DDを行なった専門家の責任なのか、経営層の責任なのか、それとも仕方がないビジネスリスクなのか。
3.子会社損失に関する本体への法的なリコースの有無
Naoya Satoさんのコメントに同意です。
コメント欄がフクロ叩きになるのは目に見えているので、技術的価値に焦点をあて、「どのように再生の道をたどることができるか?」という問いも持っておきたいです。
この連載について
東芝が、さらなる絶体絶命の危機に陥っている。原発事業で約7000億円の減損を迫られる予定で、年度末の債務超過がギリギリの状態だ。15年に発覚した会計不祥事を契機に、次々と、経営難に陥っていく東芝。だが、日々の報道が喧しい一方で、一体、東芝で何が起きているのか、経営問題の全体像は極めてわかりにくくなっている。特集では、東芝問題を5つの論点に分け、完全解説する。
インフラサービス領域(発電システム、公共インフラや産業向けソリューション等)とデバイス領域(パワー半導体、高容量HDD等)で事業展開。医用画像情報システム、偏光板保護フィルムなどで世界シェアが高い。

業績