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本日から『異文化理解力』の著者、エリン・メイヤー氏のインタビューを掲載します。各国の行動パターンを比較した「カルチャー・マップ」ですが、本書では8つの指標すべてで、30カ国の国々がどこに位置するのか説明されています。いずれも「あるある」と頷くものばかりです。
ハイコンテクストで関係性ベースのコミュニケーションスタイル。
このある種の完成形がアメトーークに代表される芸人間でのパス回しトークです。
これが上手い人は日本では『コミュ力が高い』と評価される傾向がありますが、海外で評価される日本人はむしろコンテクストに依存しない人。悪く言うと日本社会では『空気読めない人』との評価に甘んじている場合も。

また日本では分かりやすいリズム芸やドリフのコントなどは子供向けとされ一段低い扱いを受けがち。
ただこれらはローコンテクストゆえに世界中どこでも通じやすい分、ピコ太郎のようなブレイクの可能性もあるのかもしれません。

世界比較で価値観を相対化しておくことは常にある程度はしておきたいですね。
ただ相対化しすぎると寄って立つ価値観が揺らぎアイデンティティクライシスになりそうですが(笑)。
この本は出版されたときに読んだけど、あまりおもしろく感じなかった本。この特集を読んで面白みが感じられればいいなと思います。

いろんな事例をあてはめて、ストレングファインダー的に分類してみたり占い的に楽しむには面白いと思うのですが、ではこのコンセプトをもって異文化をもつ他人を理解できるかというと、粒度が荒すぎるのと、自分が直面するひとつひとつの人や会社、事例間の差異の方が国の違いより実際には大きいため、役に立たない。同じ業種の日本企業でさえ、まったくカルチャーが違うし、それはケニアの企業だってそう。結局はひとつひとつ自分で試行錯誤して相手の反応を見て理解していくしかない。そういう意味では、この本を読んで「中国人は飲みにいくのがいい」と単純化して考えてしまったら、それは「彼女は動物占いでコアラだからプレゼントが好き」と思うのと同じような弊害があるかも。

加えて、自分がふだんよくいる国はまったくとりあげられていないというのも面白みを感じられなかった理由のひとつかも。。

書籍を読んでいてひとつ気づいたのは、日本を理解するのにこそ役に立つかもなあということ。自分がもっているカルチャーや常識と同じものを他の人ももっているわけではないということを自覚できる本だなあと思いました。
文化的差異を論じた文章はよく見てきましたが、文化的差異を理解し、乗り換えるための方法を論じた内容とは初めて出会いました。
グローバル環境を前提に書かれていますが、日本人同士でも思考特性の差異を理解するのに役立ちそうです。

人の思考は、その人の育ってきた文化特性から大きな影響を受ける。
人が固有にもつ「文化特性」を理解することができれば、コミュニケーションのすれ違いを回避することができるかもしれない。

最初の上司に、相手を宇宙人だと思って接しなさい。人間ではないと思えば、相手を批判するのではなく、理解しようとするから・・・と言われたことを思い出しました。

▼下記本書からの引用
"不快な感覚というのは非常に身体的なもので 、 「説明できないけれど 、瞬間的に嫌だと感じる 」ものである 。そして 、グロ ーバルビジネスにおいてこの 「快と不快を分ける枠組み 」というのが 、実は私たち一人ひとりが持つそれぞれの 「文化 」なのだ 。"

”グロ ーバル環境において 「気が利く 」ということはつまり 、 「相手と自分の文化の違いを理解して 、みなが心地よく良いパフォ ーマンスを出せる環境を作り出す 」ことなのだ 。””

"誤解によって行き詰まったりいら立ちを感じたときは 、自分を下の立場に置き 、自分自身を笑い 、相手の文化をポジティブな言葉で表現するのがどんなときでも効果的な方法だ 。"
他社連携のプロジェクトが多い身としては、意識的に直球か変化球か流すか使い分けてます。つまり国内にいても、文化の異なる組織と仕事をする場合、時に直球が必要。

信頼関係と仕事の出来不出来で、直接的な物言いも伝わり方が違う。
最近、外資系出身で直球派だからごめんなさーい。という方に会ったが、直球意見の意図を聞くと「みんなが言ってた」という。。。なかなか話がかみ合わないシーンには戸惑いました。

ちなみに海外企業と仕事もしていますが、直球でも内容がまっとうで前に進めるためのものだったら気にならないもんです。おそらくできる人は、相手に届く球を投げられる。違いはあるものと理解し、傾向を知ることはスムーズなコミュニケーションの早道ですね。
本記事を読んでエリン・メイヤーさんの『異文化理解力』をさっそく購入した。内容自体が興味深いが、ここで採用されている手法も示唆に富む。

第1に、異文化理解の研究では従来、国民の「価値観」を研究するものがほとんだだったが、メイヤーさんはビジネスシーンにおける実際行動に着目したこと。人は言っていることと、実際にやっていることは一致していない。さらにいえば、心の中で無意識的に感じていることは、ほとんどの場合、言語化されない。ビジネスは結果を出していくプロセスなんで、内面(価値観など)よりも外面(実際行動)を見る方が、実益につながる。

第2に、自国民の行動パターンを記述するのでなく、他国民の特徴を調査していること。中国で働いている日本人や他国人に中国人の行動パターンを聞き、逆に日本人の行動パターンは、日本で働いている中国人や他の外国人に尋ねるというもの。「魚は自分が泳ぐ水が見えない」は、わかりやすいメタファーだ。確かに自己分析は主観に偏り正確さを欠く。パーソナリティ理論でも、自己の性格タイプはなかなか特定できない。しかし家族など身近な人に尋ねると、客観的な判断をかなりの精度で戻してくれる。

この「異文化理解力」を促す、8つの指標を使った「カルチャーマップ」という手法は調査のデザインをしやすいと思う。そして異文化でないテーマにも応用が効く。企業組織(そして日本社会全体)は、世代間のギャップ(分断)が想像以上に大きくなりつつある。「カルチャーマップ」を世代(年齢)や部門別(営業部門と製造部門、直接業務と間接業務など)に測定し、社内にも「異文化」があると認識することは価値がある。この気づきにより、今まで疎かにしてきた「対話」が始まれば、新しい生産的な文化が誕生する可能性がある。
グローバル化が進む中、8つの指標で見る「文化のズレ」は必見。

特に大切な指標は「信頼」であり、信頼関係には2種類ある。

【1】「頭で考える信頼」。時間をきちんと守ったり、質の高い製品を納品することで構築される「タスクベースの信頼構築」。

【2】「心の信頼」。人間的な結びつきを通じて、相手を信頼する「関係ベースの信頼構築」。

「信頼」が築かれ、「尊敬」が生まれる。

この結果、信頼する岡田さんが言うから手伝う。尊敬している岡田さんがそこまで言うから助ける・手伝う、などとなる。

「文化のズレ」を理解しつつ、効果的に「信頼」を勝ち得て、グローバルの海を楽しみたい。

Let's enjoy global journey!

STAY GOLD!!
「異文化理解力」は、グローバルで活躍したいと思うビジネスパーソンには不可欠な視点。ここで使われている指標に妙な納得感があります。特に「信頼」の指標。タスクベースか関係ベースか。日本人は当然関係ベースに重きを置きますが、他の国ではそうでない事が多い。その対立軸がタスクベース。面白いコントラストです。確かに過去グローバルプロジェクト担当した時タスクへの貢献意欲を醸成する事でメンバー間の関係が円滑になったな、そんな風景を思い出しました。
この分析は面白い。今まで、欧米の中では最も日本に近いと思っていたドイツが全く逆で、最も日本と違うスタイルである点は興味深い。カルチャーマップでは無いとすると、日本とドイツの類似性はどこにあるのかも気になってきた。
とてもわかりやすい異文化の違いの解説。外資系で長く働いて来た自分としては、同意することばかり。ただ、この文化的違いは、世界的に同じ会社のカルチャーを作ることで克服できることも、ある程度証明済みかと。
この連載について
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたち。これらのイノベーターたちは今、何に注目し、何に挑んでいるのか。毎週2人のイノベーターたちに、さまざまなテーマで大いに語ってもらう対談企画。