高いといわれる再生医療、いくらかかる？

コメント

注目のコメント

• 奈良原 裕

  菊名記念病院 心臓血管外科 専門医

  ・2017年02月09日

  2012年に米国でChoosing Wisely（科学的根拠の乏しい過剰医療を見直す運動）が提唱されてから少し経ちますが、これからの時代の医療はさらにコスト意識を持って治療選択に踏み込んでいく必要があるのは自明です。それにしても、「iPS細胞による目の難病治療に1億円」「ハートシート1476万円」とは。
  
  手術では高価な医療デバイスを用いることが普通ですが、それらは無菌操作で行われます。例えば、心臓に縫着する「人工弁」はおおよそ100万円ですが、万が一、手を滑らせて床にでも落ちたら（今までそのような経験はありませんが）もうその人工弁は使えません。「ハートシート」なんて落とそうものなら…想像するだけで恐ろしいです。。。
• Nijie Kuboki

  ユーザベース SPEEDAアナリスト

  ・2017年02月09日

  2014年のケースでは1億円。ただ本記事では、先日のニュース（①）で出た「他人の備蓄細胞」を使った場合の費用の言及はなかったですね。
  別記事によれば他人の細胞を使えば「2000万～数百万円にできる」かもしれないとのこと（②）。いずれにしても高額医療ですが、成功すれば医療ツーリズムの目玉にもなりうるもの。
  臓器売買などの対策にもなりますし、期待したいです。
  
  ①　https://newspicks.com/news/2038970
  ②　https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170202-OYTET50000/http://www.nikkei.com/article/DGXLASGG20H5A_Q5A320C1EA2000/
• 仙石 慎太郎

  東京工業大学 教授

  ・2017年02月09日

  CiRA八代嘉美先生がリーダーなんですね。再生医療製品のコストダウンは必達課題で、小生も分担参加するAMED事業では10分の1のコストダウン目標を掲げています。日本のものづくり技術が活きる分野でもあります。