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正直に申して、僕が小池さんの都知事選を陰ながら応援し始めた昨年7月初旬時点で、僕の中では待機児童問題に関する知識はゼロに近かった。チームは一気に学び、現場を見て見よう見まねで政策を立案してきました。当選後、鈴木先生が顧問として参加して戴いたお蔭で、それまで描いていた「イメージはあれど具体策に至っていなかった」ものの肉付けが一気に進み、政策を次々に打ち出すことができました。なんと就任1か月後には、ここで述べられているような具体策と共に補正予算案を作るところまで一気にやり遂げることが出来たのです。本文中に説明がなくてわかり難いのですが、東京都の場合、認可保育所・無認可保育所の間に、東京都独自の基準で認証保育所というのがあり、補助や待遇改善が進めば無認可でも認証保育所が増えるはず。待機児童問題は一気に解消に向かいつつあります。これも文中に指摘されているように、小池さんには既得権益とのしがらみがなく、改革に制約がなかったからこそできたことでもあります。

小池都政というと、豊洲とかオリパラの会場問題ばかりメディアが取り上げがちですが、実際には、こうした待機児童問題・介護問題への取り組みや、環境・金融先進都市への取り組みなども飛躍的に進んでいます。
理論とリアリティ。経済学と生々しい政治。双方の視点が詰め込まれているだけに、鈴木さんの話にはとても説得力があります。

「もう何をすべきかはわかっています。あとは行動するだけです」

取材後、鈴木さんはそう話していましたが、今後は学者も、行動力なくして価値を発揮できない時代になるのかもしれません。

鈴木さんが大阪「あいりん地区」の再生に奮闘した記録、『経済学者 日本の最貧困地域に挑む』も読み応えがあります。
待機児童問題の構造的原因が大変よくわかる素晴らしい記事。知らないことばかりでした。
幼児の保育コストは一人あたり15〜20万円で赤字分は税金頼み、魅力的な支援を打ち出すと子供が集まりさらに財政が厳しくなるという行政の問題、「保育は福祉」という昔の位置づけのまま既得権益化して選挙での集票力も活用し新規参入を拒む業界。
いずれも、構造的なもので、複合的な取り組みが求められますね。だからこそ政治が動く意義がある、ということでもありますね。自治体の個別の取り組みも重要ですが、国レベルで動くべきことと感じます
非常に良記事。大変勉強になりました。但し、『社会全体として見ると、「働きに出ずに、自分で子どもを育ててもらったほうがコストは安い」という矛盾が生まれてしまう』という点については、保育が将来投資であることを全く考慮に入れておらず、明確に誤りだと思いました。鈴木教授のご見解というよりは既得権益層がそう考えているという文脈なのかもしれませんが。全ての子供は国の宝です。
これは是非、多くの人に読んで欲しいインタビュー。待機児童の構造的な問題点とその問題に対する東京都の本気度が理解出来ました。特に東京都が土地を保育所にタダで提供するというのは凄いですね。代々木公園の中に保育園を作れるようになったのはこの為だったんですね。
社保の「既得権益」が株式会社の参入を阻害し、問題解決を阻んでいる。このタブーに近い構造が待機児童問題の根っこです。鈴木教授はよくぞリスクを取って発言してくれています。東京都の顧問として、保育対策に打てる手を全て打っておられる。
ぼくは保育の株式会社の経営に関わり、これが東京固有の問題になっていることに疑問を感じつつ、打開策が見出せないでいました。小池政権となって有力なチームが投入され、ここまで矢継ぎ早に具体策が講じられることに感嘆しています。保育行政は区が肝心ですから、都政の勢いが各区に波及することを期待します。
「ゼロ歳児のお子さん1人当たり月40万円かかるのにもかかわらず、保護者は平均的に2万円しか払っていない。実態、ほとんど税金で運営されている。また保育園を建てる際、一般的に、土地は自分のものである必要がありますが、建物代の87.5%は税金で負担してもらえる」
「殆どが世襲の社会福祉法人で税金がタダなので、株式会社の新規参入をよしとしない」
「東京と横浜の違いは、区長の選挙があるかないかで、保育園は票を持っているので、既得権者に付きやすい」とのこと。
しかし、小池知事のリーダーシップは本物なので期待できるとしています。頼もしい限りです。
仕組みとしての待機児童の問題と東京都固有の問題が整理されていて、理解が進みました。特に首長が選挙で選ばれるか否かが影響している「やったもの負け」は確かに。これは悩ましいです。

政策についても「やる」という意志が明快ですね。この数カ月でここまで進められていらっしゃることに驚きました。

待機児童の話題が出た時には、逐次読み直したい記事。とても勉強になりました。

追記:
今日はオリジナル記事も多く、記事が埋もれがちですが、これはぜひ多くの人に読んでもらいたい内容。有料記事なので総合トップにはもってこれないでしょうが、何か工夫ができるといいですね。
すごく構造的で問題の本質がわかる記事でした。
保育をもう一歩引いて見ると、中国などでは祖父母世代がやっているケースが多いのですが、それが日本では核家族化により、社会コストが毎月一人あたり40万円にもなっているとも言えます。
もし他に打ち手を打つとすると、3世帯で住んでいて保育園に預けない場合、10-20万円ぐらいの手当を出すなどすれば、シルバー人材の活用と女性の社会進出により、労働人口を増やす施策になるのではないだろうか?
政治家は選挙に強くなきゃダメですね。しかも特定の支持団体のバックなしに選挙に強い政治家は改革する力を得ます。だからこそ小池知事の改革は本気だと信じることができます。これでダメなら諦めましょう。
この連載について
長きに渡って語られてきた少子化の問題。しかし、印象論が先行し、少子化を解消するための深いソリューションと行動が足りない。少子化とどう戦えばいいのか? 各分野のトップランナーの提言と海外事例を通して、「少子化との戦い方」を探る。