「ユニクロ」商品開発迅速化 1年から2週間へ AI・ビッグデータを活用
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あくまで、2週間で生産する商品はごく一部。
しかし、納期が長いことがデメリットであった
ユニクロが短縮に成功したことは値引率の低下、
粗利の向上に繋がることは間違いない。素晴らしい。私、ZARA好きなんですが、これいいなって思ったものがすぐなくなったり新しいデザインのものがどんどん出てきて店内(というより商品のラインナップ)が混沌としているので、見て回っている私の頭の中も混沌としてきて疲れます。
ユニクロにはそうならないでほしいな。ユニクロは品質が良いから、デザインで消耗して欲しくないですね。占部さん、細かいことは分からないです。笑
ただ、企画から商品投入までが2週間というリードタイム短期化については、ZARAを展開するInditex社が自社デザイナーを抱え、自社工場もスペインの本社周辺に配備して、完成した商品を世界中に航空便で送るという手法で実現しているのは広く知られるところです。
新しいテクノロジーを駆使するとはいえ、UNIQLOが目指す方向性は少なからずZARA方式に近いものになっていく気がします。
経営学者の入山章栄氏が随所で紹介している「AAA分析」で言うと、従来のUNIQLOのビジネスモデルは生産地と消費地の「裁定(Arbitrage)」を活用したものですが、その対極にあるのがZARAのような「集積(Agglomeration)」のメリットを追求する経営戦略です。
UNIQLOのビジネスモデルがArbitrageからAgglomerationへ変質していくのだとすると、注目されるのは自ら製造機能を抱えるかどうか。
自社工場を持つとしたら、本社機能と物流拠点を兼ねる有明センター内あるいはその周辺ということになるのでしょうか。
もう一つ気になるのは、ビッグデータ解析とは言うけれど、どんなデータを活用して消費者ニーズを汲み上げるのかという点。現状のユニクロアプリ会員の購買履歴からは既に店頭にあるベーシック商品の売れ行きしか分かりません。
仮説としては、GUアプリ内での閲覧履歴や検索ワードを分析して、UNIQLOでの短期企画商品に活かす方法でしょうか。
本当はスタートトゥデイのWEARのようなCGM型メディアの持つ情報が最強なのですが。