“月額会員制のラーメン屋”も登場する? 「サブスクリプションモデル」の衝撃
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注目のコメント
「サブスクリプション」という言葉だけだと、いくつかの事業モデルの議論が混在しており、記事もコメントも今一つ混乱しているように見えます。
もともと、雑誌の定期購読がひとつの語源なので、どうせ買うものを期間契約する(多少の割引はあるだろうが)というのが一つのイメージ。
そこから転じて「サブスクリプション型コマース」のように言われる時は、定額を払うと福袋のように事業者のチョイスで価値の大きなものを送る、というモデルが多い気がします。
一方でタイトルのラーメン屋にあるような「どんなに使っても定額」的な意味だとすると、会員権ビジネスで全く違う経済性の話。
さらに、記事の冒頭にあるような「所有から利用」みたいな話は、ワンショットでの投資ではなく、利用ごとに都度課金する、利用を見越してメンテなどのサービス込を分割で払う、みたいなものにも使われたりします
流行りワードに惑わされず、どんなモデルかを考える癖をつけることは重要ですネスカフェ・アンバサダーも100%サブスクリプションモデルで成功している。ネスカフェドルチェグストのコーヒーカプセルの売上の半分は、eコマースのサブスクリプション(定期購入)だ。会員制で毎月の定期購入のため、メーカーとしては一度会員獲得すれば、その後の販促活動と費用が要らないから利益率の高いビジネスモデル。もちろん、eコマースが可能になったからこそのビジネスモデルと言える。もちろん、ドロップアウトを防止するための、顧客のニーズに対応したサービス内容の多様化は必須だ。今では弊社のeコマースビジネスの大半がサブスクリプションモデルになっている。コーヒーマシンも、カプセル購入がサブスクリプションだと基本無償で貸与する仕組だ。
このサブスクリプションモデルの成否は、やはりマーケティングでいうところの「顧客の問題解決」の有無にかかっている。
◉いちいちオーダーする手間が省ける
◉思わぬ家庭内の在庫切れ(買い忘れ)が無い
などの顧客の問題解決があるからこそ、定期購入のメリットが生まれてくる。メーカーの利益率が高い分、購入者の価格メリットも当然生まれる。
21世紀型のeコマースビジネスに、このサブスクリプションモデルは欠かせない。