エアバスが2017年内に「空飛ぶ自動車」の試験飛行を行うとCEOが発言
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注目のコメント
私は航空工学を専門としていますが,この機体はTilt Wing タイプ(オスプレーはTilt Rotor)のゼネラル・アビエーション(パーソナルな航空機)というユニークな形態をしています.
有人のマルチコプタ(いわゆるドローン)は韓国,中国等で開発されています.気になるのは安全性です.故障やプロペラの破損に対する対策はどうなっているのかが気になります.
また,これは電動でしょうか?姿勢制御をプロペラの回転数制御で行うならば,エンジンではなく,応答が速い電動モータにしないといけませんが,当然,飛行時間が実用的ではありません.プロペラの付け根にモータがあるようにも見えません.小型の有人固定翼機であれば,エアバスも研究していますし,JAXAも研究しています.
http://www.aero.jaxa.jp/research/frontier/feather/
エンジン機であるならば,プロペラの回転数はほぼ一定にして,プロペラのピッチコントロールで推力制御をし,水平飛行時は固定翼機のように舵面で姿勢制御も行う(オスプレーのように)のでしょう.
いずれにしても技術情報が読み取れません.
エアバスの技術力なら何らかの試験飛行には成功するでしょう.ただ,これまで数多提案がされてきた「空飛ぶ自動車」と同じように,実用化,すなわち街中の低高度を飛びまわることは航空法上,不可能です.
【追記】 Airbusのイノベーション開発部門A3('A' Cubed)で,「Project Vahana」という計画を進めている.このプロジェクトの最終目標は,Airbusが 「CityAirbus」 と呼ぶ,安価な相乗り旅客機のサービス基盤を作ること.そこで開発されてるのが,この記事にある「空飛ぶ自動車」でした.エアバスは、電動化、HV化にも熱心です。
電動飛行機(さしずめEAでしょうか)でもうちの会社と協力しています。
https://m.youtube.com/watch?v=fiu8TFnXYFY