[東京 12日 ロイター] - ファーストリテイリング<9983.T>は12日、2016年9―11月期の連結営業利益(IFRS:国際会計基準)が前年比16.7%増の885億円になったと発表した。国内ユニクロの既存店がプラスで推移しているほか、ジーユーを含むグローバルブランド事業も好調に推移している。

売上高に相当する連結売上収益は同1.6%増の5288億円となった。

9―11月期の国内ユニクロの既存店売上高は前年同期比2.5%増となった。客単価が1.1%減と低下したものの、客数が3.7%増と伸びたことでカバーした。ただ、12月は、客数・客単価ともに前年同月を下回り、売上高は5.0%減となった。月後半の気温が高かったことが、冬物商品の販売に影響した。

2017年8月期の連結売上収益は前年比3.6%増の1兆8500億円、営業利益は同37.5%増の1750億円の見通しを据え置いた。トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト18人の営業利益予測の平均値は1772億円となっている。