アマゾン、有料会員用クレジットカード導入
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これは強烈。年会費99ドルを払うプライム会員だけが申し込める新カードは年会費が無料で、amazonでの買い物での還元率は5%(永久不滅ポイント)。米国のプライム会員の年間購入金額は約1,200ドルと言われてますので、これまで以上に購入金額を増やさなくても年間60ドルが戻ってきます。
年間の購入金額を2,000ドルまで増やせば100ドル還元されるので、年会費99ドルは回収されて、即日配達や動画/音楽配信などのサービスは実質的に無料となる計算。
amazon側としては事実上の値下げですが、売上や会員数が増える増収効果に加えて、カード発行時や外部店舗での利用時に入ってくる手数料も見込めるので、採算面でもある程度の勝算があるのかもしれません。
(以下、追記)角井プロが言及されてる点は重要で、amazonが行うのはキャッシュバック、文字通り「現金還元」です。
日本の流通/サービス業の会員向け特典はほとんどがポイント制。その店舗または提携店舗で次に買い物をして初めて実現する「条件付きの値引き」です。
これに対してamazonでは、貯まったポイントを値引きにも使えますが、2,000ポイント(=20ドル)単位で登録してある銀行口座に現金を振り込んでもらうこともできるそうです。
日本ではイトーヨーカ堂が数年前に同じことを期間限定でやった際、かなりの集客効果があったと記憶しています。
念のために付言しますと、今回の新カードは米国のプライム会員向けです。船井総研の堀部さんが言われるように、楽天カードへの影響がありそうですね。
5%還元は、大きいですからね。
ただ、楽天市場やヨドバシカメラはポイント還元です。このAmazonはキャッシュバック(値引き)です。
日本では、ポイントのほうが魅力的に聞こえる人(特に女性)が多いので、楽天はどう判断し対応しますでしょうか。
ポイントを軸に戦略を組んでいる楽天ですから、この施策は、ただ事ではないはずです。日本のAmazonカードは一度発行を停止した経緯もあり、評判がいまいちですね。
実は私もappleペイ用に持っているのですが、ゴールドだと年会費1万円(プライム付き)で、Amasonで還元率2%、そのほかで1%ですね。
正直あまり還元率はよくはありません。
日本でも導入されたら5%の還元率は破格なので、一気に広がると思います。
是非期待したところですね。