東京で道路よりも鉄道が発達した3つの理由
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面白い記事。特に二点目の、「鉄道が街を作った」という論点に納得。
にしても、ロサンゼルスの悲惨な交通網をなんとかしてほしい。車しかまともな移動手段がないが、高速は7車線もあるのに慢性的な渋滞。火星にローバーは走らせられるのに、地上には電車もまともに走らせられない、不思議な国アメリカ。東京の鉄道網、通勤電車の発達と郊外の人口膨張については、拙著「ミカドの肖像」「土地の神話」を参考にしてください。また現在の課題は「地下鉄は誰のものか」にあります。
首都高速の中央環状線は、石原知事時代に東京都が追加出資して開通時期を早めたことはあまり知られていません。外環の工事着手が遅れたのは美濃部都政が原因です。車がなくてもあちこち行ける。
これは電車社会最大のメリットだと思います。
車社会と言うのは、「車が無いと何もできない」事の裏返しである場合も多いです。
つまり、公共交通網が貧弱すぎて、移動手段として使えないという事ですね。
東京の人は、通勤や買物で普通に一時間くらい電車やバスに乗っています。
その間は座れるにせよ座れないにせよ、貴重な「自分だけの時間」を過ごせます。
通勤ラッシュのぎゅうぎゅうな中ではひたすら辛いですが、そうでなければ、それなりの余裕はあります。なので、 その移動時間を使って自分の好きなように過ごすことが可能です。
乗り換えの関係で一つの列車に10分くらいしか乗っていなくても、その間でWebニュースSNSで情報を仕入れることも可能です。
もちろん、ゲームしたって良いし、ネットサーフィンしてても良いし、寝ても良い。車の運転時とは違って、自分の好きなように過ごし方を選択できるのは大きなメリットですね。
毎日感じるのは、東京の鉄道網の複雑さや朝ラッシュの殺人的混雑の世界的知名度。外国人観光客がつまづく最大の難所は「電車」とも言われていて、JR・地下鉄・私鉄などが入り乱れる路線図の中で、適切な乗り換えルートを辿るのは至難の業です。
東京人でもネットに頼らないと乗り換え出来ないのに、外国人が挑むとなると、いかにハードルが高いことかが窺い知れますね。