【近藤正規】インド、2017年も高成長に期待
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昨年に引き続き、今年もインド経済はICUの近藤先生に予測をお願いしました。トランプ政権の動向の重要性、16年に話題になった高額紙幣廃止の影響など、インド経済を展望する上で重要な論点が分かり易く解説されています。2017年にますます存在感を高めそうなインド。16年のうちに、新年のビジネスに向けて備えとなる分析だと思います。
近藤先生は国際機関での勤務もあり、実務的な視点も持つ大学教員。日系企業からもアドバイスを多数求められています。表を見てほしい。6%以上の成長率 かつ 2017年は16年よりも成長速度が高い、つまり加速している にあてはまる国は、インド、フィリピン、ベトナム、しかない。その3国すべての大手決済代行会社に投資しているが、確かに16年は高い成長率を遂げた。来年も期待出来る。
「IMFの見通しでは、2015年、16年と同じように2017年もインドの経済成長率を欧米先進国だけでなく他のアジア諸主要国をかなり上回ると予想している。2017年は、インドの経済成長率の高さがますます注目される年となるであろう(下表)。」記事に補足する形で基礎情報。①のSMBC資料にGDP成長率の需要項目別寄与度がある。安定的に高いのが民間消費で、まだ総資本固定形成がそんなに大きくないのが、中国と比較したときに特徴的。②の三菱UFGリサコンの資料に、産業別のGDP成長寄与度がでている。
①http://www.smbc.co.jp/hojin/international/global_information/resources/pdf/info_asia_15_pdf004.pdf
②http://www.murc.jp/thinktank/economy/analysis/research/report_160623.pdf