7割が「ネットでニュース」 新聞朝刊と並ぶ
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ネットのメリットとして速報性等を挙げる方も多いと思いますが、最も大きなメリットは、「生データ(一次データ)に飛びやすい」という点ではないかと思います。例えばこの記事は
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調査は新聞通信調査会が8月19日から9月6日にかけ、全国18歳以上の5000人を対象に実施。サンプリングは住民基本台帳を用いた層化二段無作為抽出法で行った。結果は10月22日に公表され、会報「メディア展望」12月号に分析記事を掲載している。
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ということでしたので、疑問があれば新聞通信調査会のサイトにパッと飛んで詳細を見ることができます(ただ、本日時点で会報「メディア展望」12月号はまだ公開になっていないようですが…)。
紙媒体では「手で広げて紙面を読みながら、同時にスマホやPCで生データを検索する」というオペレーションになるため、生データに飛ぶのが面倒だなといつも思っていました。
また、記事と生データのどちらも関連付けてまとめてブクマ・保存できるので、後から探すのが楽になったことも助かっています(紙媒体を思わず捨ててしまい、データはあるけれど元記事を探し直す、ということも多かったので…)
注目のコメント
新聞の一覧性、網羅性は捨てがたいものがあるのですが、白状すると最近はほとんど紙媒体自体見なくなりました。
新聞もいいところがたくさんあるのですが、少し工夫するとネットのほうが俄然マルチソースの情報集めや加工が楽なのです。
私の場合は、ネットは量の媒体だと考えていて、ともかく大量のニュースをスマホで流し読みして、興味のあるものだけ、Pocketのような後で読むサービスにドンドン送ってしまいます。
そしてその後本当に使うものだけ、使うときにきちんと分類とタグ付けしてEvernoteに永久保存するというやり方をしています。
こういう情報の処理の仕方をすると、ものの半年くらいで、自然に大事なもの、必要なもの、あるいは信用のおけるソースのものだけの”使える”データベースができてくるのです。
新聞ではこういうことはなかなか難しく、必然的に新聞を読む量はだんだん減ってくるわけですね。
このようにネットは速報性だけでなく、様々なソースの多面的で、大量の情報を保存、加工して、再利用できるという圧倒的な利点を持っています。
こうした媒体としての優位性を考えれば、やがて、情報媒体は完全にネットにとって代われることになるのは間違いないだろうと思います。ぼく自身、メディア接触態度が変わりました。15年前は朝起きたら、1.新聞を開き、2.テレビをつけ、3.PCでニュースをチェックした。今は、1.フェイスブックで友だちを確認し、2.ツイッターで追いかけ、3.NPやスマニュ、4.その他ウェブサイト、5.テレビのニュースを見て、6.新聞を読む。全く逆になっている。
以前は、信頼性の順に見ていたということでしょうう。今は身近な順、速報性のある順、そして信頼性の逆順で、最後にゆっくり確認する感じ。そう考えれば、どのメディアもぼくには存在価値があるけど、それは紙とかメディアとかの媒体の問題じゃないということです。そして、格段にニュースへの接触が増えました。紙の新聞をご家庭のポストに入れたら読んでもらえる、というのが新聞社の長年の期待でしたが、60歳未満の方々には全く通用しない時代になりました。情報があふれる時代、何らかのタグ付けがない情報は流通しません。そのタグ付けがソーシャルだったり、ポータルだったり、キュレーションだったりするわけです。新聞が一面トップにしたことが、そのままタグ付けになった時代も終わりました。別のタグ付けがあって初めて一面トップの判断が生きてきます。紙の新聞が生き残るためには紙とデジタルとの協働が必須です。