ベンチャーの聖地はシリコンバレーから中国へ

2016/11/30
目まぐるしく変化を遂げる中国のビジネス界。今、現場では何が起きているのか?中国企業のイノベーション、注目のスタートアップ、日本企業の取り組みなどを中国でスタートアップを経営するYo-ren Limited (游仁堂) の金田修CEOが伝える。

小売から見える日々の変化

今回より連載をさせていただくことになりました。Yo-ren Limitedの金田です。
簡単に自己紹介をしますと、2011年から中国に移住し、翌年から上海でデジタルマーケティングの仕事を始めて5年目になります。
スマホを中心に、デジタル媒体上での消費者向けブランドのマーケティングのお手伝いや、コンビニやスーパー向けの会員管理プログラムを提供しています。
最近では、ローソンからも出資を受け、コンビニ向けの会員アプリを先行市場である中国を起点にアジア市場で活用することを意識して開発に取り組んでいます。
NewsPicksの読者には、中国在住の方も多いと思いますが、特に小売業向けのサービスでは、北京・上海・広州という一級都市のみならず、地方都市の動向も日々感じ取ることができます。
そんな日々の事業や上海での生活を通じて感じることを共有していきたいと思います。
第1回の今回は、シリコンバレーだけがベンチャーの聖地だと思っている人は5年遅れているということを、数値で把握したいと思います。

ベンチャー投資は日本の30倍