ロシアのリンクトイン遮断 米政府が深い懸念を表明
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モノの貿易は保護主義的になる一方、データ流通を含めデジタルのグローバル化は進む。こういう見方が成り立たなくなってきました。技術進化はグローバルでも、ポリティクスの時代には、地域主義に振れていきそうです。
SNSというよりインターネットそのものがアメリカ的な価値観の結晶です。大きな物語で世界を見る時、アメリカが一瞬であれ、それを自己否定をし始めたことと今回のロシアの措置は無縁ではないように思います。一方で、トランプ氏はSNSを駆使して選挙に勝利し、アメリカ的価値観に真っ向から対決するイスラム過激派もネットによって勢力を伸ばしています。情報の自由な流通は防ぎようがなく、それは結果としてグローバル化を進めていきますが、そのグローバル化に耐えられないと考える人たちが、情報を逆恨みしているように思えます。
いよいよロシアのSNS規制が始まりました。法律の文言を素直に解釈すると、FacebookやTwitterもロシアにデータセンターを置かねば違法ということになります。
しかしこれらを締め出した場合、Facebookにはフ・コンタクチェという代替国産SNSがありますが、Twitterはどうするのだろう。まさかの微博ロシア語版が登場…という線もあるかもしれません。
あるいはしたたかなロシア人ですから、VPN経由で使い続けるんでしょうか。