高齢ドライバーの事故は20代より少ない 意外と知らないデータの真実(市川衛)
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80歳以上の方は認知症の割合が高いのは事実です。
一方医学的には、高齢者とは全ての機能が衰える集団というより、「能力のばらつきが多い集団」と定義されます。
この際に、一定年齢以上は全てまとめて返納で良いのかは議論の分かれるところでしょう。認知機能が衰えてなく元気な老人は沢山いるので。それでも統計的に認知症による事故率が高いのだからという議論もあるかもしれません。
ただそれなら統計的に考えると若年者(特に男性)の一部は、「不注意症」とか「スピード出し過ぎたくなっちゃう症」傾向あるのは確かでして、そちらは良いのかという議論もあります。
将来的には自動運転になりこの種の議論は意味がなくなるのでしょうが、過渡期とは言えやはり今必要な議論は今すべきだと思います。小さい子を持つ親としては、高齢ドライバーが通学児童に衝突したというニュースを見聞すると背筋が凍ります。
しかし、そういう悲劇を減らすために自動運転技術に期待するのであり、宅配サービスで高齢者の買い物難民を減らしたり、コンパクトシティを推進するなど、社会全体で問題解決に取り組んでいくベきあって、(自戒も込めて)偏向報道に煽られて高齢者から免許を取り上げようと声をあげるのは少し違う気がします。
免許保有者10万人当たりという数字の見方ですけど、運転しなくなる高齢の免許保有者がいることが勘案されてないというのは正しいですが、でもそれは「高齢者の多くは自ら運転を自粛している」という事実も映してます。
それを言うなら、足腰がしっかりしているはずの若年層の投票率が高齢者を大きく下回ることも、それを補正したうえで問題視すべきという話にもなります。
いずれにせよ、高齢者という母集団が劇的に増えることは間違いないので、(年金等と同じく)それに即した制度設計のアップデートは必要です。