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【スライド】異端から王道に。電通の歴史と「鬼十則」

NewsPicks編集部
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  • ボストンコンサルティンググループ パートナー&ディレクター

    電通の「鬼十則」に限らず、多くの企業には社是やフィロソフィー、行動規範、経営理念(ミッションステートメント)が存在する。組織を一つの方向へ導き、企業としての価値を高める上で、極めて有効なものだからだ。有名なものでは、Johnson & Johnsonのクレド、Googleの10 things、日本企業だとトヨタの豊田綱領や京セラ・KDDIのフィロソフィーだろうか。

    しかし、欧米企業の多くが、社会に対しての企業のミッション(使命・存在意義)とそれを実現するための行動規範で構成されることが一般的で、創業者や中興の祖のような個人と紐づくことは稀である。もちろん、日本企業でもそのような企業は多い。ソニーの設立趣意書などは、その主旨に沿うものだ。

    しかし、一方でトヨタや京セラなど、日本企業に特徴的なのは、企業としてどういう価値を提供するか?という"What?"に関する定義が少なく(最近になって作られた社是等にはそのような記述は増えているが)、あくまで行動規範や行動理念のような "How?"に留まり、しかも創業者や中興の祖の言葉として神格化されるケースが多い。鬼十則はまさにこれに当てはまる。

    どちらが良いか、という問題ではないが、企業の存在意義というのは、企業として自らの使命=存在意義の有無が、あらゆるプロダクトやサービスがコモディティ化する時代には極めて重要になる。マズローの段階欲求説に基づくと、自己実現というのが最も高次の欲求に位置付けられているが、組織に集う人間をモチベートする上で、組織の一員として社会に対して何を提供するのか?が最も重要なものとなる。しかし鬼十則にはそれが全くない。

    先にGoogleの10 thingsについて触れたが、私がGoogleで働いて極めて印象的だったことの一つが、偉大な創業者や経営陣を神格化することなく、「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする」というミッションの下、10の行動指針に忠実に、生き生きと一人一人の社員が自らの持ち場で働いていることだった。

    今回の特集は一つの巨大な日本企業を取り上げたものだが、この特集は特定の企業に特殊な話ではなく、企業で働く(これから働こうとする)全ての人が、企業のあり方を見つめ直す良い題材だと思っている。


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    フェリス女学院大学/ 二期会 教授/ 声楽家

    新入社員研修で電通の社史や鬼十則を習うのですが、そのことを思い出しました。当時は3ヶ月研修がありました。優雅な時代だったんだとおもいます。マーケティングの基礎に加え、鬼十則も社史もメディアネットワークも記憶が必須で、テレビと新聞の名前と略号を必死に覚えたものです。

    電通の富士登山は新入社員の年中行事。媒体局配属の人たちを中心に、1番に登り切るのが誰かを競う人たちがいて、以外と勝ちそうだと思われていた体育会の体力自慢がそれほどでもなかったりして、それはそれで楽しいものでした。

    さて、スポーツマーケティング市場を開拓してきたISLは2001年に破綻しています。国内での立場は変わらないけれど、全てがうまくいっているわけでは無い。ただ、海外強化はその通りですね…
    大変よくまとまっています。

    様々な業態の会社で働いてきましたが、電通の「働き方」はどの会社ともだいぶ違います。部門ごとに専門性が随分しっかりしているというか…基本は媒体局と営業局がそれぞれのクライアントに向き合って、社内で様々なマッチングをはかっていく仕組みで、そこに様々な職人や特殊なビジネスを専業で扱う局があって、絡んでいく…

    このような業態が、一つの局にしわ寄せが行きやすい形を生んでいたと思います。ことに弱い営業局や媒体局は厳しい環境におかれがち。そうして、昔はラジオ局に。今回は旧来のビジネスモデルに合わないデジタル局に行ったしわ寄せが表出しているのだよなと思っています。


  • 株式会社Kaizen Platform 代表取締役

    鬼十則、個人的には好きだけど、これも批判の対象になってるんだ
    なるほどなー
    そもそも仕事におけるスタンスと、マネジメントは分けて考えるべきで、仕事に向かう上では、とても普遍的な内容に思う
    これを時代に合わせてマネジメントしていく事が重要だという話じゃないかなー


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