【すしざんまい木村社長】ソマリアの海賊だって、漁師にできる
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注目のコメント
以前の記事にはNPでもコメントが付き、彼が漁師にすることで海賊をやめさせたのではなく、海賊の取り締まり強化で失業した元海賊たちに食い扶持を与えたというのが正しいので、「海賊を壊滅した」というのは盛りすぎだという指摘が入っていましたが、インタビューでは「海賊をやめさせた」という問いかけに「そうですね」と言ってしまってる! 笑
いずれにしろ、しっかり教育して生きるすべを与えたというのは素晴らしいことと思いますが文面だけでもエネルギーを感じますね。元海賊たちの雇用を作った。これは、ほかの海賊発生地域や、紛争後のゲリラ兵士たちの再雇用などでも参考になる事例です。
例の海賊をめぐる報道や、やりとりについて。
ご自身が「海賊を殲滅」とかはおっしゃっていません。
本記事では「襲って『いた』人たちを『元の漁師』として生活できるように・・・」という質問に対して、「そうですね」と答えていらっしゃる。
つまり、元々漁師→海賊→雇用創出で漁師となり収入が安定する→海賊には戻らない、ということです。
一部の記事による「盛り」が問題。海賊についての知識や統計データ、ソマリア沖をめぐる国際関係を調べていれば、「盛り」は発生しない。せっかくの社会貢献が「?」と捉えられてしまってはもったいない。
記事の書き手は、「海賊を殲滅」と書けば読まれると思うのでしょうけども、多大なる誤解を拡散しています。幸い、 NewsPicksの記事ではそのようになっていないこと、ほっとしました。
専業の海賊、いわば「プロ海賊」とか「フルタイム海賊」は少ないです。
海賊の人々は普段は漁業や農業をしていたり、または失業者の人が必要に応じて海賊をするというケースがかなり多い。
2013年からソマリア沖での海賊事件は発生していません(引用参照)。各国政府による対応が効いています。海賊行為を働いていた人たちが、海賊をできない状態だったと推察します。
「海賊」の人たちが海賊に戻る連鎖を断ち切った点が重要。そこが木村社長のソマリアに対する貢献であり、ソマリア政府から感謝されたポイントではないでしょうか。
(以下コメント転載)
https://newspicks.com/news/1348733/
ソマリアの海賊案件数のデータはこちらから。ただ、背景についてはすでにコメントで出ているように、マグロとの因果関係は別の模様。
統計
http://www.statista.com/chart/1752/somali-piracy-has-almost-been-eradicated/
http://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/msp/page22_001098.html
背景
http://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/pdf/siryou2/report2013.pdfマグロ養殖の難しさは、記事で言及されているように餌の量が必要ということ以外では、早いスピードで泳ぎ続けなければならない(時速100キロなんて言われたりします)ことも大きいです。狭いところに囲うと衝突してしまいます。
近大が研究している完全養殖も、マグロがデリケートな生き物であることからなかなか量産に至るのは難しいのが現状です。稚魚の頃からたくさん泳ぐので水槽にぶつかって死んでしまいますし、水槽で育てたときのストレス(?)にはまだ解明されていないことも多いです。水槽内で共喰いをしてしまうこともありますし、少し前にあった葛西臨海公園水族館での原因不明のマグロ大量死も記憶に新しいと思います。デリケートな生き物なんですね。
ということで、無理に囲わず自然に近い形で育てて獲るというやり方はとても理にかなっていると思います。自然な形で個体数が増えていくといいなと思います。