戦略の成否を分けるのは「理1、心4、運5」
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ある意思決定が、理想とはほど遠く、中途半端で生温いものに部外者の目には映ったとしても、内側には理想が実現できないことにはできないなりの理由が数多あるもの。そうした制約条件をできる限り乗り越えて、外からは如何に不恰好に見え、汚名を被せられようとも、少しでも現実を理想に近づけるべく力を注ぐのが当事者のあるべき姿ではないでしょうか。その過程ではそれなりにハートの強さが求められるものだと思いますが、それを私は「心」と呼びます。
NewsPicksでも、記事を見て厳しい感想を抱いてしまうことが多々ありますし、脊髄反射的に反応してしまうこともありますが、そこには外からはうかがい知れない内部の事情があるのだろうと思う想像力は、せめて留めておきたいと思います。
1:4:5という比率自体は禅問答のようなもので、大した根拠もありません。単に私が限られた実体験からそう感じたというだけの感想です。
ただ、いろんな当事者の方と話していると、少なからぬ方が共感して下さるもんだなとは思っています。波頭さんの「トップがあれこれ案を練っても、チームが一生懸命動かなければ勝てない」という言葉。昨日、元自治体首長をされていた方からも、同じような話を伺いました。
いくら良い政策があっても、それを動かす組織がどうしようもないと何も実行できない。
そして朝倉さんの「理1、心4、運5」というお話は、「運が5か。半分を占めるのか。」と一瞬思いました。ただ、戦略を練り、明確なオペレーションを定義付け、万事を尽くすことで、それでもあと5割は運によると考えると、楽観的になれ、思いっきりできるかもしれませんね。
理、心のセンスが良く、懸命にやっていれば、たとえその時に達成できなかったとしても、その過程でセレンディピティ的なことに遭遇したり、違う場面で運が見方してくれるものだと個人的には思っています。人は当たり前過ぎることは「あえて意識」しません。
マッキンゼー出身のお二人にとって『理』は『自転車に乗れる』くらいの難易度で、身体化されており、当然意識下においての配分バランスは低い。
だけど、まずは「ハート」で考えてしまい、「理」が破たんしてると指摘されがちな『心でっかちの人』はもう少し「理」に配分した方がいいかもしれませんね(笑)。
内容は概ね同意です。