比大統領、オバマ氏を侮蔑語で罵倒 米、首脳会談を中止
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南シナ海での領有権問題でアメリカの協力を必要としながら米大統領に暴言を吐くのは首脳外交上、何の得にもならないのは言うまでもないでしょう。
ドゥテルテは他にもローマ法王、駐フィリピン米大使に対しても同様の侮蔑語を吐いています。
国民に対して「強いリーダー」像をアピールしたいことに加えて、オバマの任期もあと半年を切っていることから高をくくっているのかもしれませんが、ここから首脳としての信頼度を回復するのは相当難しいでしょう。フィリピン外務省から「後悔」声明が出ました。フィリピンのInquirer紙の報道は下記です。
http://goo.gl/usd6y1
今後は、ヤサイ外務大臣がどうリカバリーをするかに注目。実務レベルでリカバリーを調整してくとみられるが、ドゥテルテ政権になって就任したヤサイ氏はやり手だと言われている。
2014年からの実質的なフィリピンへの米軍の再駐留と軍事的には関係が深くなっている流れのなかで今回の出来事。フィリピンは米軍にとって地政学的な重要性が沖縄に次いで高い場所。両国がどう「手打ち」をするかに焦点は移る。ここは是非トランプに大統領になってもらって、世界暴言王の座を争って欲しいものです。
なんて、冗談を言って本当になってしまったら、どうしましょうか。
(追記)
なお、フィリピンの方の暴言王の発言は以下の通り。(省略、意訳あり)
「オバマは何様だ。自分はアメリカの操り人形ではなく、主権国家の大統領だ。責任を負うのはフィリピンに対してだけで、アメリカに対してではない。この糞ったれが。
そもそもミンダナオ島の問題だって、アメリカの置き土産ではないか。
なぜか?なぜならアメリカがフィリピンを侵略し、支配したからだ。
アメリカだって他の国だって超法規的な殺人の歴史を持っているくせに、オバマは犯罪と戦う我々になぜイチャモンをつけるのか?」
あれ、これだけ見ると失礼千万な物言いながら、フィリピン国民感情的には結構まともなことも言っているように見えますね。
この辺はトランプを支持する人の心理と一緒かもしれません。
やっぱりトランプとともに、暴言王の座を争って(以下略)