「反ファスト・ファッション」で世界を変える、北欧ジーンズメーカーの奮闘
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ヌーディージーンズは、新宿ルミネにもショップがあるオーガニックデニムブランドです。2001年からスタートしていて、オーガニックデニムの中では老舗クラスになります。
ファッション界でもエシカルな動きは高まっています。
日本の企業でも多くオーガニックデニムは作られています。たとえば、老舗の繊維専門商社の豊島では、数年前から”オーガビッツ”プロジェクトをしております。http://orgabits.com/
JEANS MATE や、MUJIでも最近オーガニックコットンを使用したジーンズが増えております。
U2のボノと彼の奥さんアリが始めたEdunは2005年から、フェアトレード、オーガニックコットンを取り入れて話題になりました。
http://www.fashion-press.net/brands/767
日本は世界に誇るデニムの産地です。
以前LAの大きなデニム工場に取材に行きました。そこは化学染料や、研磨機を使うヴィンテージ加工の工程など、従業員にとって過酷な現場でした。防塵マスクをつけて、低賃金のメキシコ人が多く働いていたのが印象的でした。
素材だけでなく、工程においても、”エシカル”である為にはコストがかかります。そこも含めて消費者である私たちが選択できる時代になったのだと思います。エシカルファッションとファストファッションの関係はオーガニックフードとファストフードとの関係と似ていますね。個人的には前者を支持する一方で全食品を(効率の悪い)オーガニック化したら全人類のカロリーはまかなえないという「不都合な真実」と同じく、エシカルジーンズを「行き渡らせる」のも結構大変だと思います。
速水健朗さんはオーガニック食品支持者を「フード左翼」と言いましたが、「ファッション左翼」はカッコいいですが、お金もかかるし、「右翼」になるには課題も多そうです・・。
また皮肉なことに「いいものを長く着る」の意味が「腹落ち」するのは「散々色々着倒してきた人」だったりしますしね。ヌーディ・ジーンズ、この記事ではじめて知りました。
HASUNAは数年前よりブランドとして「エシカルジュエリー」という表現はしないことにしましたが(実際の生産工程は人・社会・環境に配慮しているエシカルなものですが、マーケティングにこの用語を使うのではなく、良いものづくりの基本中の基本姿勢としてこの配慮をしていたいという意向です)、サプライチェーンに関しては創業初期かなり苦労して、世界中のサプライヤーを渡り歩きました。時間もかかるしお金もかかる、だけどやはり作っていても、販売していても、そしてお客様が身につけていてとても気持ちがいいものだと胸を張って言えます。
これが大事だと思いますし、きっとヌーディ・ジーンズに関わる人も同じ思いなのではないかと思います。