現代のゴールドラッシュ「シリコンバレーの繁栄」が若者らを魅了する理由
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シリコンバレーが現代のゴールドラッシュだというのはその通りだと思う。若者にとって、街としては田舎でとても魅力的とは言い難い。そのためサンフランシスコから通う人も多いが、Googleなどが従業員のために用意するシャトルバスは地域住民との軋轢を産んでいる。不動産価格も高騰し、高給取りでも悲鳴をあげている。
だが、ここには夢がある。多くのアメリカ人が失いつつあるアメリカンドリームがある。記事に書かれているように、働く人の同質性は高い。一時、大学をドロップアウトした人の流れ着く先がスタートアップだったりもしたが、今は将来性の高いスタートアップは人気就職先だ。だが、教育の機会をすべての人に与えることを夢見るのもまたシリコンバレーだ。オンラインでの教育を進めるスタートアップもあり、Googleなども支援する。
結局はここで書かれている楽観性や根拠が薄い自信(貶しているわけではない)はアメリカそのものであり、シリコンバレーは典型的なアメリカを象徴しているのではないか。バカみたいなことを書きますが、シリコンバレーは何より天気が良いです。
どんなに追い詰められても、嫌なことを言われても、湿度の低いカラっとした天気が割と大半のことを吹き飛ばしてくれます。この天気の良さは水不足を引き起こすほどですが、シリコンバレーが多くの方に好かれる理由の一つと言っても過言ではないと思っています。
メーカーに勤める若者の大半は立派な大学を出て、博士号までは当然取得し、その間にインターンなどでresearcherなどで活躍してきた若者が多い印象を受けています。記事に指摘のある通り、とんでもなくロジカルで数学的であり、めちゃめちゃ賢いです。現場感は逆に乏しいとも言えます。割と大企業の倫理にも順応してる人が多い。ファシリテーションやプレゼンテーションのスキルは非常に高くまとまった人が多い。日本で過ごしてたらあまり出会わない天才級の人がゴロゴロいる。
給料は職位というか、ジョブディスクリプションで決まるのでそれほど、若手はその能力ほどには給料もらってない人も多いのではないか。家賃が高すぎて、サンノゼ、マウンテンビュー、サニーベール、パロアルト、クパチーノには住めず、プレザントンやダブリン、ギルロイなどの40-50マイル離れた地域からバスで1時間半かけて通ってくる人も多い。シリコンバレー中心部付近の家賃はおおよそ、2000ドルから3500ドルのレンジで毎年5%-10%値上りする。正直、共働きでなければやっていけないと思う。サンフランシスコから通ってる若者はシェアハウスしてる人だろう。
アジア人はインド人、中国人、台湾人、韓国人、ベトナム、タイと結構多くて、これらの国の料理を本場の味で食べるのには事欠かないほどレストランも多い。(高いんですけどね)
インド人の多さは特筆すべきで、家族ごとやって来てる人も少なくない。覚悟決めて乗り込んで来るのだから大したものです。夜になるとカレーの匂いがどこかからかしてきます。
エルカミーノレアル沿いには韓国人向けレストランが立ち並ぶところもあり、かなり韓国人も多いのがわかります。
80'sの日本人同士の飲み会とかもありますが、かつてないほど参加者も多く150人以上が参加してました。結構赴任者や企業派遣でスタンフォードなどに通ってる人も増えてるようです。テクノロジー業界という業界は本当は存在せず、シリコンバレーにはあらゆる業界をテクノロジー主導で変えようとするスタートアップがひしめいている。
その規模や人気はまだまだ伸びる余地があるだろうが、一極集中の弊害は大きいので、ボストンはバイオ、オースティンは宇宙、ニューヨークはフィンテックのように業界ごとのクラスタになっていくのだと思う。