会社は誰のためにある?閉鎖店舗を回って感じたこと
2016/9/19
社長就任から辞任まで499日間
ダイエーの社長を辞任したのは2006年10月6日です。
辞任は、経営の実質的な主導権が産業再生機構から丸紅へと移行する流れを受けたものでした。
就任から辞任まで、わずか499日間。それは短くとも凝縮された、私にとってはめったに経験することのできない貴重な499日間でした。
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ダイエーが好きなんです!店舗閉めないで下さいって懇願する人の多くが既に旬が過ぎてしまってるビジネスの中でどうする事も出来ずただ頑張る事しかやってない。迷える子羊にならないようにと幹部やトップが考えていればそうはならないんだけどな。まあ、その辺は働く人もある程度割り切るべきと思うしその方がうまくいく
樋口さんは非常に誠意のある経営者だと思う。
社長室にこもって数字だけ見ている経営者は、人員削減を数の帳尻合わせだけで考える。しかし、会社の組織は「人」と「感情」で成り立っている。そこに礼節を持って接しない経営者は、「去る人」だけではなく「残る人」からも人格を問われる。人員削減は1回で、短期で、去る人には礼節を持って、終われば終了宣言。それが日本の会社でのやり方だと思う。
【第17話】ダイエー社長就任から辞任までわずか499日間。閉鎖店舗を回った樋口泰行さんが痛烈に感じたことは…。「『私はダイエーが好きで、ずっと勤めてきたんです。なのに、どうして店を閉めるなんて言うんですか! 閉めないでください、お願いします!』みんなわんわん泣いて、収拾がつかなくなるような店もありました」。
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