【落合陽一】英語学習は不要?ロジックと中身が勝負の世界になる

2016/8/12

ロジカルなら何語も自由に話せる  

──落合さんがよく紹介しているVoicetTraやLINE翻訳など、機械翻訳が発展しています。
落合 近年の機械学習用のデータセット、アルゴリズム、ハードウェアの盛り上がりとともに、こちらも直線的に一気に成長してきたと思います。
──しかし、「日本語―英語」の場合、うまく翻訳してくれないという状況もまだまだあるようです。
誤訳になってしまう理由は、どの単語と、どの単語を組み合わせればうまく翻訳してくれるという文の論理構造や主語述語の対応関係、曖昧な意味で捉えやすい言葉を押さえていないからです。   たとえばLINE翻訳だと、「今日、一緒にご飯に行きませんか?」の場合、「ご飯」が「rice」と訳されるから誤訳になってしまう。しかし、「今日、一緒に夕飯に行きませんか?」と直せば、ちゃんと翻訳してくれます。
こういうようなことに気を使った言葉選びができれば、何語でも自由に話せる時代になるでしょう。