カミナリ上司、結果よければ英雄に
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ちなみに東南アジアのほとんどの国では、同僚の面前で部下を怒るのはご法度、良し悪しは無関係に慣習的に常識化しています。インドネシアなどではそれを知らずについ社員を皆の前で怒ってしまい翌日から出社しなくなった、というのは「駐在あるある」のレベルです。
よく知られるように、「動機付け」の観点では、「失敗したら全員の前で叱って恥をかかせ、次から失敗しないように思わせる」という動機づけも「恥をかきたくない」という内容ですと外発的動機づけのままですが、それが「恥をかかない自分でありたい」とまで深く思うようになると、それは「内発的動機づけ」の域に入ってきます。
つまり両者は違うベクトルのようでいても、実はある部分ではつながっている、あるいは表裏一体の関係にあります。
外発的動機づけをうまくかけると、それは内発的動機づけにもなりますし、内発的動機づけに導くきっかけとして「馬ニンジン」を仕掛ける、という方法もあり得るのです。
外発的動機付けと内発的動機付け。どの程度の比率で組み合わせるかが、部下の個性や能力にも影響されるのでとても難しいですね。