[ソウル 8日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカー、テスラ・モーターズ<TSLA.O>のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は8日、韓国の電機大手サムスンSDI<006400.KS>からEV用バッテリーは調達しないものの、家庭などに提供する電力システムで使うバッテリーの供給は受ける可能性を示唆した。

これに先立ち、マスクCEOはツイッターで、テスラの新型EV「モデル3」のバッテリー供給についてパナソニック<6752.T>と独占的に取り組んでいるとコメント。これを受けて、サムスンSDI株は一時8%下落、パナソニック株は4%近く上昇した。

マスクCEOはその後、ツイッターで、家庭や企業などに提供するエネルギー貯蔵システム「テスラ・エナジー」にサムスンのバッテリーを使うかとの問いに「イエス」と回答。これを受け、サムスンSDIの株価は9日、上昇に転じている。

サムスンSDIの広報担当者はコメントを拒否した。

ロイターは7日、関係筋の話として、サムスンSDIがテスラにモデル3用バッテリーとテスラ・エナジー向けバッテリーを供給する方向で協議を進めていると伝えていた。