インバウンド消費、化粧品各社が“爆買い”一辺倒から軌道修正
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化粧品は、インバウンド消費(業者の大量買い含む)の恩恵を最も受けている商品の一つだと思う。そこで見方が分かれるのは興味深い。とはいえ、需要がある中で、価格是正はすべきと思うが、パッケージはむしろ需要を取り込みに行った方がいいのではと思ったのだが、意図はなんなのだろう?
『先手を打ってコーセーは“脱インバウンド依存”の取り組みを進めている。日本のドラッグストアで安売りされていた雪肌精は中国との内外価格差を是正し、新たに日本の百貨店でも販売を始めた。新製品の外箱には中国語ではなく、英語と日本語の2カ国語を記載。2月に北米の百貨店に出店するなど、グローバル化を加速する。』化粧品を販売する多国籍企業にとっては、インバウンド消費のかなりの部分は内外価格差をアービトラージュ(裁定取引みたいな)されているだけなので、その分売上減少を受け入れて、成長市場の成長の帳簿付け替えして国内の停滞を見せかけ上支援しているだけになっている可能性がある。
化粧品のインバウンド需要の恩恵は、百貨店などの小売店が享受しているだけで、メーカーとしては、計算した結果、悪でしかないという結論にもなるので注意が必要。
オムツとかもそうですよね。観光という状況で財布の紐が緩んでいるのであれば別ですが、爆買い、というのはそれ以外のノイズが多そうに思うのです。