アップルの中国・滴滴への10億ドル出資で見えてくるもの
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もちろんディディという会社への投資自体にも、戦略や回収の目処はあるんだろうけど、もしかしたらそれ以上に、アリババやテンセントや中国政府系のファンドとの共同出資の方が主目的というのは考えすぎかな?
例えば、ウチみたいな会社が何の当てもなくアフリカでビジネスをやろうとしたら、まず信頼できるアフリカ人のパートナーが必要だし、彼らを通して地元財閥や政府とのやり取りを考える。そしてそのためには同じ釜の飯を食おうとする。
だから、一緒に資本を入れた会社の中で、大手中国企業との関係を深めるために、Appleが投資を決めたというのも有り得るのかな?と昨日のAppleのDidi Chuxing(Didi Kuaidi)出資について、素早いタイミングでの解説記事!個人的には、対Uberという点と、iPhone単体というよりエコシステムのなかでよりスティッキーな「サービス側」で、思想が入りやすいコンテンツ領域(=政府との関係性や停止されるリスク)ではないところでフックが欲しかったのではないかと思う。
最近のアップルは「出入りの激しい企業」というイメージが強い。経営判断が臨機応変というか、中長期のプロジェクトに迷いがあるというか。「アップルカー」が「アイフォーン」のように中国でスケールするかは懐疑的。