[東京 27日 ロイター] - 三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>は、傘下のSMBC日興証券とSMBCフレンド証券を経営統合する方向で最終調整に入った。複数の関係筋が27日、明らかにした。個人向けビジネスに強いフレンドを日興に加え、業界首位の野村証券や2位の大和証券を追撃する体制を整える。

経営統合に合わせて、現在は三井住友銀行の傘下にある日興証券を持ち株会社の傘下に移行させ、商業銀行、証券会社が並列するグループ体制に再編する。経営統合の時期や具体的な統合方法は今後、詰める。

統合証券会社の預かり資産残高は、2015年3月末で46兆円となり、野村証券の109兆円、大和証券の54兆円に次ぐ規模となる。

(布施太郎)