[アムステルダム 15日 ロイター] - フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)<FCHA.MI><FCAU.N>のマルキオーネ最高経営責任者(CEO)は15日、トヨタ自動車<7203.T>や、独フォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>、米フォード・モーター<F.N>が残る合併候補との認識を示した。

株主総会の合間に明らかにした。米ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>との合併構想は頓挫している。

CEOは、環境に優しい新型車両の開発費用を業界内で負担し合うため、大手各社の合併を呼び掛けてきた。この日も合併・買収(M&A)について、「扉は決して閉ざされていない。再編の必要性は消え去らない」と語った。

フォードは、FCAとの連携に関心が無いと直ちに表明した。

CEOはまた、韓国企業も合併によって十分な相乗効果を得られる業界の主要プレーヤーだが、「韓国企業は合併しない」と話した。

さらに、債務が無くなれば、2018年までに配当を再開する可能性にも言及した。