ホンダ、三菱電が工場停止=地震でソニーも-熊本:時事ドットコム
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ソニーのカメラモジュール事業も熊本で拡大させようとしていた。中国でも元々、生産能力があったはずなので、どのようなアロケーションになっているかは不明。
別記事で言及のあったApple iPhoneへの影響をカメラモジュールとイメージセンサーの両面から考察しておきたい。
Appleがスマホ向けに年間に必要とするカメラモジュールの台数はおおよそ、5億台。(15年予測ベースなので16年はもう少し下がるだろう)
これはフロントカメラと背面カメラを含むのでおおよそこうなる。
このうち、メインサプライヤーは韓国系はLG IT、Cowell、日系はシャープ、ソニー、台湾系がFoxconnとなっている。最近、ASEは同事業から撤退している。このアロケーションがどこに振られたかは不明。
ソニーの台数シェアはこの5億台のうち、おおよそ15%とみられる。
Cowellが30%、LGITが25%程度。シャープが23%。
カメラモジュールのコストはおおよそ14ドルから16ドルくらいとみられるので、1ドル=105円換算だと7500万台 x 16ドル x 105円 =1250億円くらいのBiz規模がソニーのiPhone向けカメラモジュール事業のおおよその事業規模ということになる。(市況情報に基づくざっくり試算です、あしからず。詳細は決算などを参照ください)
ソニーは自社スマホ向けでもカメラモジュール生産しており、こちらは1000万台程度とみられる。半導体の製造プロセスは極めて繊細。地震途中に露光プロセスやっていたものは厳しいだろうし、それ以外にも一時操業停止でプロセス条件が少し変わったりするとダメになる可能性もある。震災のときのルネサスはもちろん、最近は下記の台湾地震でのTSMCに、影響があった。
ソニーに関しては、過去の設備投資のプレスリリースを見る限り、長崎・熊本・山形の3拠点に設備投資を重ねてきた。2012年以降でググって出てきたプレスリリース4つ(2012年6月、2014年7月、2015年2月、2015年4月、網羅できているかまでは検証していない)。それら足すと、
熊本230億円
長崎2110億円
山形310億円
と、長崎が一番の主力ではあるが、気になるところ。
https://newspicks.com/news/1401509?ref=user_100438
<追記>柳さん、コメント有難う御座います!三菱電機もファブあり、パワー半導体からのつながりで、自動車への影響も気になりますね…<追記終>