あの人気企業の「内定王」20人が語る就活の裏技

2016/2/28
人気外資企業と日系大手の内定を複数持ち、最後まで就職先に迷う──。NewsPicks編集部では、そんな就活生たちを、「内定王」と名づけ、2016年卒の内定者約20人を取材した。そこから浮かび上がったのは、早くから情報収集に動き、独自の就活戦略を実行する就活生らの姿だった。
オリジナルの戦略が多く見られた「OB/OG訪問」、王道から異色のものまでさまざまなバリエーションが見られた「面接でのエピソード」そして、就活解禁時期の相次ぐ変更でますます重要性が高まる「情報収集」における内定王たちの裏技やアドバイスを紹介する。

“プラカード”でもOBを募集

70歳のおじいさんを「OB訪問」。志望先企業の目の前で、“プラカード”を掲げる──。
何のことかと思った読者も多いだろう。「内定王」たちの、OB/OG訪問の手段の一つだ。就活生たちは、あらゆる手段を駆使して、志望先企業のことを理解しようとしている。
大手広告会社に内定した早稲田大学のAさんは、志望先企業の32人の社員を訪問した。彼は、先輩の縁をたどるだけでは飽き足らず、志望先企業の前で「OBに会いたいです!」と首から“プラカード”を下げ、目の前を通る社員たちにアピールする作戦を決行。その結果、それを見た2人の社員とのOB訪問を成功させている。驚くべき行動力だ。