DJ-ユナイテッド・テク、ハネウェルの合併打診を拒否＝関係者
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そんな動きがあったとは知らなかった。
Honeywellは航空宇宙、オートメーション・制御、機能材料・テクノロジーを柱とする複合企業。BtoB主体なので日本ではあまり知られていないのですが、例えば自動車のターボチャージャーでは米ボルグワーナーと共にシェアの9割を独占していたくらい強い企業です。（昨今IHI、MHIが食い込みはじめ競争が激化しています）。ここ数年、コスト削減により利益率が驚異的に向上しており、個人的に一体何をしてるのか？が気になっている企業の一つ。（誰か教えてください）
一方United Technologies（UTC）は日本では航空機エンジンのPratt & Whitneyの親会社として有名です。Honeywellと同様にコングロマリット企業ですが、主軸は先述の航空機エンジン、エレベータ・エスカレータのOtis、ジェット機向システムのUTC Aerospace。
FY14売上高
Honeywell 380億$
UTC 560億$
注目のコメント
米の製造業コングロ二社の合併交渉が破談に。両社とも幅広い事業をやっているので、特定領域で独禁法にひっかかるところはあっても、そこの切り出しなどで、大部分は合併できると思うが…そこが主因ではなく、記事で並列に書かれている経営陣構成が主因ではないだろうか？
一度こういった話が出てくると、アクティビストが入ってきて再検討という流れもある。特に化学業界でのDow / DuPontのように、コングロをガラガラポンする流れが最近強まっている印象。これまで自社株買いや配当で株主還元してきたところが、さすがに手詰まり感がでてきて、再編にきているのではないかと思う。それが良くも悪くも米国企業のダイナミズムだとも思うし、全てを学ぶべきとは思わないが、日本でガラガラポンすべき領域は山ほどあるとも思う。それをやらないで時間を消費しているうちに、競争力はすり減っていく。非常に興味深い動き。ハネウエルは再び日本企業に食指を動かすだろうか？
https://newspicks.com/news/934671/body/
また、この破断のニュースでUTXの株価が上昇した背景も気になるところ。
シャープ、東芝の再編話に比べると、アメリカの産業電機系コングマリットの動きはとても前向きだ。
