(ブルームバーグ):米グーグルは速配サービスの「グーグル・エクスプレス」で取扱品目に果物や野菜、食肉、牛乳といった生鮮食品を加える。アマゾン・ドット・コムの「アマゾン・フレッシュ」やインスタカートなどと競合し、食料品配送サービスに参入する。

グーグルの17日発表によれば、サンフランシスコやロサンゼルスの一部地域で生鮮食品の取り扱いを開始する。配送料は有料会員が2.99ドル、会員以外は4.99ドル。グーグル・エクスプレスの年会費は95ドルだ。アマゾンのプライム・サービスは年会費が99ドルで、一部食品については2時間以内の配送が可能となっている。これにアマゾン・フレッシュのサービスを付加すると会費は年間299ドルとなる。

調査会社IBISワールドの推計によれば、オンライン食品販売市場の規模は130億ドル(約1兆4850億円)。北東部や中西部地域ではオランダの小売りロイヤル・アホルド傘下のピーポッド、ニューヨーク市はフレッシュダイレクトが有力。アマゾンの食品配送サービスはニューヨークとシアトル、カリフォルニア州の一部で利用が可能だ。インスタカートはワシントンと全米18州で事業を展開しており、米ホールフーズ・マーケットと提携している。

原題:Google Adds Fresh Food to Express Delivery in Crowded Field(抜粋)

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: ニューヨーク 楽山 麻理子 mrakuyama@bloomberg.net 翻訳記事に関するエディターへの問い合わせ先: 西前 明子 anishimae3@bloomberg.net 記事に関する記者への問い合わせ先: サンフランシスコ Jack Clark jclark185@bloomberg.net; シアトル Spencer Soper ssoper@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Jillian Ward jward56@bloomberg.net