ベンチャー・キャピタルの投資額が約15兆円 いま起きているパラダイム・シフトとは
コメント
注目のコメント
ベンチャーへの資金流入をバブルといって眉をひそめる人も多そうですが、公開株式市場とは別の調達マーケットが確立してきた、ととらえるべきなきがします
IT化により実績の蓄積がなくても一気に事業拡大できるビジネスが増えたという需要側の進化に資金の供給側が追い付いてきた、ということなんでしょう先日もコメントした内容ですが、現在のUSのベンチャー投資額の増加を牽引しているのは、VCではなくレイトステージのスタートアップに投資する上場株投資家という認識です。"Series E is the new junk bond"、"IPO is the new down round"なんて声も耳にします。
ただ、こうした投資家も渋くなっているようですし、従来型のVCは実績があるファームであればあるほど、投資を控えるようになっているとも聞きます。とあるVCの方は、「2016年は投資は手控えて、自宅でドローンで遊んで過ごす」と話していました(笑)
地域の点でいうと、文中にもあるトロント大学はIBMワトソンの提携大学として唯一アメリカ国外から選出された大学だそうで、AI関連のスタートアップが出てきているようです。
地域間で"War for talent"が生じている状況ですね。”デジタル・ヘルス、人工知能、生産性管理、そしてもちろん、これらを支えるインフラとセキュリティをめぐるイノベーションに注目が集まりつつある”
これらがどの程度花開いて投資が回収されるかは結果を見てみなければもちろんわかりませんが、それにしても投資の集まらない業界に成長可能性はありませんから、少なからず期待値は一定以上ということなのでしょう。バブル化することについてはどうやっても人為的に回避できるものではないので、避けては通れない道と考えるしかないように思います。