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リフレ派はデフレが不況の原因だと考えるから、金融政策と財政出動で投資・消費が上がれば景気が上向くと考えるようだが、日本は長年ゼロ金利政策を取っているせいで、もはや金融政策そのものでできることそのものがゼロに等しい。金利をたとえマイナス10%にしたとしても、効果が出るとは思えない。

経済が良くなると国民・企業が考えれば支出が増えるが、そう思える要素が無ければマイナス金利でも(実質的影響無いし)「丸ごと失うよりはマシ」と考えて預金し続ける。銀行が働きかけても企業が投資するのは成長のみこめる海外だろうし、消費者は安いものを求めつつ引き締め続ける。

雇用が増えたといっても、もともと国際的にもまれに見る雇用規制の緩さで、低賃金正規下層・不安定雇用の人が多い日本で、社会的影響が出るほどの賃金押し上げ効果は出ないし、当然消費も上がらない。低賃金・不安定雇用によって日本企業の競争力を維持しようというなら、経済はいつまでも停滞し続けるだろう。

たとえば英国は失業率は高いが、雇用されている人は日本より労働条件は良いし、無職の人に対する社会保障も充実している。低賃金で働く日本の非正規労働者・正規下層労働者は非正規雇用と無職を繰り返し、そこから這い出すこともできない不安定雇用階層と言えるが、彼らは英国の社会保障を受けている無職の人たちと同じようなレベルで生活している。
国民は日本経済が上向く、自分の生活が良くなると思えない限り、お金は使わない。また、賃金が停滞し、高齢者は年金が足りないので不足を補うため、貯蓄は減少傾向にあり、みはや国際的に高い貯蓄率などではなくなっているが、それは積極的な消費や投資ではなく、ギリギリの生活を維持するためのものなので、経済成長には貢献しない。今後も人々はさらに引き締めを行うだろう。

財政出動で無駄なインフラ投資をするのではなく、社会保障や教育にお金を投入することで人的成長と購買力の底上げをする方が、効果が出るだろう。ただし現金を一時的にばらまくようなものではなく、社会のシステムを大改編するようなものでなければいけない。

第4の矢などというのは、「地方は自力で頑張って」というのを誤魔化している詭弁のようなもの。日本経済に地方がほとんど貢献できていないことを考えれば、東京を中心とする大都市で稼いだお金を地方に分配することから始めていかなければいけない。
このお二人の対談で「イノベーターズ・トーク」というシリーズでいいかな、という議論が編集部であったと予想 笑
さて、アベノミクス。平さんが言うように、これだけグローバル経済の影響を受ける世の中で首相が変わっていきなり経済が良くなるわけもなく、重要なのはより本質的、中期的な課題に地道に取り組んでいるかという点
その意味ではTPP、農協改革、消費税導入、シェアリングエコノミーへの取り組み、法人税引き下げ、資本市場改革などなど、基本的には正しい方向にしっかりと進めていると思う。もちろんすべてが賛成のものではないが、それは既存勢力との妥協としての必要コストと考えるべきかな、とも感じます
また、そもそも経済がファーストアジェンダになっているだけで、労働者弱者保護という名のバラマキに寄りがち、という政治の世界を考えれば相当よくやってるのでは、というのが個人的な所感です
”物事をややこしくしているのが消費税”と理解されているなら、消費増税は凍結すれば良いのにと思ってしまうのは私だけでしょうか。それとちょっと現状認識にズレが生じているかなと思ったのが、旧3本の矢の第2の矢である機動的な財政政策についてはそこそこ効いたかもしれませんが、まだ不足していると考える必要があるのではないかということです。金融緩和をQQEで効かせてかつマイナス金利を導入しても自発的に需要が喚起されなければ、具体的な手法は様々考えられますが、少なからずもっと財政出動しなければならないでしょう。成長戦略はあくまでも長期的な生産性向上という供給サイドに効かせるものであって需要サイドのものではないわけですから。
アベノミクスは「第3の矢」までが知られていますが、平さんは地方創生を「第4の矢」として重視。副大臣として地方創生を担当した自民党議員がどう考えているのか・・・

そして山崎さんのアベノミクスに対する率直な評価はいかに。

是非、お読みください。

*バックナンバー
予告編
https://newspicks.com/news/1373466
地方創生は第四の矢というよりも、第三の矢の岩盤規制改革やインバウンド等で射ぬく的のような気もします。
第三の矢の話になると、みんな突然キレ悪くなる。難しいことを難しく話すことは簡単。ようするに具体化していないって事。わかりやすい抽象度に昇華していない。
平議員の説明は明確でわかりやすい。アベノミクスの問題は、経済(とくにマクロ経済)の司令塔的な存在がいないため、アベノミクスの中身が専門的に議論される機会が少ない点にあります。

「第三の矢が効いてくるまでには3年から5年はかかる」との指摘はもっともなだけに、アベノミクスを期待をつなぐには、実際にどんな策を実行し、どれぐらい進行しているかをタイムリーに伝える広報戦略が大事になるはずです。
この連載について
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたち。これらのイノベーターたちは今、何に注目し、何に挑んでいるのか。毎週2人のイノベーターたちに、さまざまなテーマで大いに語ってもらう対談企画。