ポストISは武装解除がカギ、日本企業のビジネス機会は?
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注目のコメント
中東はイランが面白くなりそうです。ISは仮に殲滅できたら、その後の武装解除。日本企業とっては消費市場としての魅力が。
新連載「中東読解」は昨日に続き、東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所所長の飯塚教授が登場です。
ぜひ、お読みください。
次回は、中東の歴史、データや地図などを使った資料集のリリースを検討しています。
*バックナンバー
前回「現代中東を読み解く。サウジ=イラン関係から」
https://newspicks.com/user/9281/
追記)平行して連載されている「ISは何を求めているか」も読むと、より理解が深まります。The Atlanticの骨太の特集翻訳。ぜひ。
https://newspicks.com/user/9287/中東、特にアラブ周辺がいつまで経っても争い事を終結できないのには、各国(あるいは各部族、民族)同士の敵対意識も一因だろう。
シリア国内で反政府勢力が一枚岩になれないのも、それが原因。そして湾岸諸国はシリア(そしてイラク)などの大陸系を毛嫌いしている。両国に介入するのは所詮政治的な理由でしかなく、同胞どうのという話ではない。
湾岸各国の出稼ぎ労働者のトレンドは、もはやインド人やパキスタン人ではない。
建設現場などで姿を見かけるのは、人件費がより安いネパール人やベトナム人。
またUAEは若者の就職先不足が徐々に表面化しつつあることには注意したい。
シリア難民が日本へ来たらがらない理由として「日本が遠い」ことに触れられているが、これは全くその通りで、感情論だけで受け入れろと叫んでいる人達は、彼ら難民の気持ちを理解していない。日本はアラブから見たら世界の東の果て。行ったら帰ってこられないかもという気持ちは当然あるだろう。
日本が陸続きでないからイスラームと距離があるというのはちょっと違う気がする。
欧州などにいるアラブを祖とするムスリムたちは、特定のエリアに集まってイスラーム的な生活を送っているが、日本にはそういう場所がない。
また日本人ムスリム自身も、戒律を守って暮らす者は少ない。彼らは個人的にも世代的にもイスラームを継承していく姿勢が見られないため、一定数の入信者が続いてもそれが広がっていくことがない。連載名「中東読解」は言い得て妙。文字通り、読み解かないと現状すらなかなか理解できない。
対ISの現実的着地点も難しいですね。何度も警告されているとおり、米国で何らかの大規模テロが起きてしまったら、911後のアフガンのように米軍の地上戦力投入みたいなことになるんでしょうが、当然、そんなことは起こって欲しくないし・・・。
余談ですが、実家がリヤド駐在だった頃、サウジのノンアルコールビールを何度か飲みました。当時は、日本にもノンアルコールビールがほとんど存在していなかったので、なんじゃこりゃと思った覚えがあります。今は少しは飲みやすくなったのかな・・・。