【新連載】現代中東を読み解く。サウジ=イラン関係から
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新連載の「中東読解」、企画・編集を担当する川端です。毎月一人ペースで中東に詳しい有識者や実務者にインタビューや寄稿で登場頂き、中東を理解するための視点を提供していきます。また、編集部からは中東を理解するための資料やデータなどを整理して提供することも計画しています。
トップバッターは、イスラーム学研究の第一人者のひとり、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所所長の飯塚正人教授です。今日明日の2日間にわたってお届けします。
飯塚所長には、多忙を極めるなかインタビューに応じて頂き、昨日も追加の電話取材に応じて頂きました。現代中東・イスラーム世界の課題について、率直かつ多岐にわたる議論となりました。その議論の内容を再編して、現代中東を理解するためのエッセンスを抽出しました。(エッセンスのエッセンス・・・本当に面白い話でした)
ぜひ、お読みください。
なお、皆さんから頂く疑問や問題意識は、連載継続していく中で、登場する方を選ぶ参考にしたり、私から代わりに質問をするなどしていきます。
中東は日本人の感覚からすると、とても複雑です。一人の人が全てを語り尽くせるわけでははない。中東=エネルギーでもなく、歴史的、宗教、民族・・・そのため、多様な有識者・実務者の多様な視点を息長く伝える企画として続けていければと思います。とても分かりやすい記事。楽しみな連載が始まりました。本記事を読む限り、「サウジ・イラン関係の現在の緊張状態は、通常ラインの延長線上にしかすぎないので、今のところ、慌てず騒がず静観せよ」ということなのでしょうか。
逆に、さらなる火種があるとすれば何なのかが気になります。サウジとイランは、元々仲が悪かった。
が、ここに来て、情勢に変化が出てきているのは、米国がシェールガスなどの発掘で中東にエネルギー依存しなくなったことと、そして、イランに中東の和平をリードしてほしいからだと考えている。
いずれにしても、中東連載は楽しみですね!